平本百合子さんの「家族葬のつくり方」と言う本を読んだ。平本さんは女性だけの家族葬専門の葬儀社を運営している人。
独身の弟が1年前に亡くなった時、簡素な式にしたいと病院に出入りしている葬儀社に相談した。一般的な葬儀しか経験がなかったので、多分葬儀社は嫌がるんではないかなと思っていた。
案に相違して今は簡素な式が多いと聞き、驚いた経験がある。
この本を読み、なぜ今家族葬が多いかが分かった気がする。
家族構成も1人・2人の小家族が多く、子どもも少ない、しかも高齢化が進み、喪主が80歳というような例も少なくない。家族葬のような形式が今では50%にもなっているらしい。
すでに退職し、親類・友人・知人も亡くなったりし、小規模になっている。
そんな中、本人や家族の納得できる「家族葬」を相談しながら作り上げている例が52も載っている。
「ああ、こういう気持ちの負担の少ない葬儀もいいな~」と・・。
葬儀は、こうでなくてはいけないということはないんだと、あらためて認識でき、よかった!