国民が本気になって国の過ちを指摘しないと政治の後始末はできない
ある人へのメールの一部から
今日も暑くなりそうです。8月15日ですね。敗戦を伝えられた日ということです。
日本の歴史がある一部によって変えられているような気がします。侵略戦争を知っている人が死んでいきます。また、知っていても語らない人が多くいます。物語風にして事実を葬り去ってしまいます。侵略は間違いであり、多大な苦しみを与えた。心からお詫びしますと書けば済む問題だ。談話を出すことによって日本は何をしたいのか。安部談話を歴史の流れの中に盛りたいだけなのだろう。
http://digital.asahi.com/articles/ASH8G5W9YH8GUTFK00T.html 安倍談話
つまらないことを書いてしまいました。
今日は骨折で入院していた従姉妹が退院します。28日間入院していたそうです。4階の入院棟に行く途中。今日で最後。記念に一枚。
今は年季を返す仕事が沢山あります。ありがたいことです。
日本の武士を見た 軍艦の中で
勝海舟(二)咸臨丸渡米 子母沢寛著
米利堅派遣 咸臨丸
鑑将、軍艦奉行・・・木村摂津守
艦長、教授方頭取・・・勝麟太郎
「あたしは、わたしの先祖代々の財産を、悉く弗にかえて、それを背負って来ましたよ。幕府からは五千両の請願にたった五百両より拝借出来なかった。五百や千の金では、日本の武士がとて米利堅人を相手に対面は保てない。わたしは、幕府の役人としての対面を保つというよりは、どんなことをしても、まず日本人としての、対面を保たねばならぬと考えたのだ」
はじめて日本の役人として踏む米利堅の土地だ、木村の家この木村の将来などは問題ではない、日本の武士というのは、こういうものだ、われわれは、そういう事を、はっきりと知らせて来なくてはならぬ。われわれが、あちらで僅かばかりの金に困るようでは仕方ない話だ。勝さん、八万弗ある、少ないが、これで木村は精一ぱいだった。木村の家のものは、一文無しで日本に残った。後々どのように困ることが出来るかも知れないが、わたしは、それでもいいのだ。この金は、日本国という尊い国のために、あんたの自由に費い捨てて貰っていいのだよ。わたしは、米利堅の事も深くはなし、また水主たちの事にも疎いと思う。あんたにこの金を、より有効に使っていただければ、それで木村の、日本の武士としての本当の御奉公は出来るのだ。頼みますよ。