先日、フルハウスに友人夫妻が1泊2日で来られて、ウメやサンショウの収穫などを行った。
今回はビワの収穫も予定していたが、なんと全滅状態。
今年は初めて摘果をし、50ヶ所袋掛けもして、熟すのを心待ちにしていた。
袋掛けははずれ、果実はなかった。どうしたことだろう? 食べ残しの残骸もなかった。
鳥が袋を取って食べたのか?、袋が風で飛んで、そのあと鳥が食べたのか?、それとも誰かがとったのか?
いずれにしてもガックシ!
今の時期、道端に存在を主張するように咲いている野の花。
'240607
夏に朝顔に似たピンクの花を咲かせる「ヒルガオ(昼顔)」(Calystegia pubescens)
朝しか咲かない 「朝顔」 に対して、 昼間もずっと咲いているので 「昼顔」 と呼ばれます。
ヒルガオ科ヒルガオ属のつる性多年草
6~10月頃、 葉のわきから直径5 cm ほどのピンクの花を咲かる。
花色の濃淡は株によって違うが、「コヒルガオ(小昼顔)」に比べると色が濃いそうです。
また、本種の花柄はつるっとしていますが、コヒルガオは花柄には必ず縮れが出るそうです。
葉は長い葉柄がついて互生し、葉の長さは10㎝ほどの狭い長楕円形で、細長い三角形をしています。
ところがこの株は、耳が真横に張りだし、 さらに2つに切れ込んでいる葉もあったりと判別ができません。
近隣市では、純粋な「ヒルガオ」や「コヒルガオ」は少なく、多くは交雑種の「アイノコヒルガオ」(Calystegia hederacea x C. pubescens)とのこと。この株も「アイノコヒルガオ」との可能性があります。一度、じっくり観察してみます。
同じヒルガオ属のつる性多年草「ハマヒルガオ(浜昼顔)」(Calystegia soldanella)
日本全土をはじめ、世界中の熱帯から亜熱帯の海岸に分布
典型的な海浜植物です。茎は長く砂上に這って広がります。
花期:5~6月、花冠は径4~5㎝。淡いピンク色の花を咲かせ、種や地下茎で増えます。
葉は厚く光沢があり、長さは2~4cm。
ヒルガオの葉と違い、先が円いハートのような形で、基部は大きくへこんでいるのでヒルガオと区別しやすい。
なお、名前にヒルガオがつき、葉が軍配形の「グンバイヒルガオ(軍配昼顔)」や、葉が掌状に5~7裂する「モミジヒルガオ(紅葉昼顔)」がありますが、こちらはサツマイモ(イポメア)属です。因みにサツマイモ、アサガオ、ヨルガオもこれらと同属です。