15年前の5月1日、「茨城県植物園」(那珂市)に行くため、常磐道那珂I.Cを降りると、料金所の手前の「上溝桜」が満開でした。
八重桜や染井吉野に比べればかなり見劣りしますが、ブラシの様な穂状の花が大量に咲いていて圧倒されました。それがこの写真。
「ウワミズザクラ(上溝桜)」(Prunus grayana)
別名:ハハカ バラ科ウワミズザクラ属の落葉高木
’050430 県立房総のむら:栄町
花期:4~5月。葉が開いてから、本年枝の先に、長さ6~8cmの総状花序をだし、白色の5弁花の花を多数密に咲かせます。
よく似た「イヌザクラ(犬桜)」も総状花序を出しますが、「ウワミズザクラ」は花序枝に3~5個、葉がつく事で区別できます。
山野に生え、樹高は約10 ~15 m。
’050806 果実は長さ6~7mmの卵円形で先が尖り、8~10月黄赤色から黒く熟す。黒く熟した実は果実酒に使われます。
香りのよい、若い花穂と未熟の実を塩漬にした杏仁子(あんにんご)が、新潟県を中心に食用にされるそうです。
こちらが「イヌザクラ(犬桜)」。ウワミズザクラのように花序枝に葉がついていません。
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