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春~秋の花:クサトベラ

2021年09月14日 | 花さんぽ・花めぐり

’050918 アロハガーデンたてやま(館山市)

潮風のあたる海岸に生育する「クサトベラ」(Scaevola taccada) 

漢字では「草扉」や「草海桐花(中国名:草海桐から)」と書きます。

名前は、茎葉が「トベラ」(トベラ科ピットスポルム属)(Pittosporum tobira)に似ていて、トベラより葉が柔らかいことに由来。

花弁(5枚)が下半分しかないので、ハワイでは「ハーフフラワー(Half-flower)」と呼ばれます。

また、ナウパカの伝説で「ビーチ・ナウパカ(Beach naupaka)」とも呼ばれるそうです。

クサトベラ科クサトベラ(スカエボラ)属の常緑低木で、樹高1~4mほど。琉球、台湾、旧熱帯に分布

花期は3~10月で、下側に扇状に5深裂し、葉腋に花径2cmほどの花を5~9個つける。

花色は、最初は白色から黄色に変化します。

葉は枝先に集まって互生し、長さ10~16cmの倒卵形で肉質で柔らかく、光沢があります。

’081228 よく似た「テリハクサトベラ(照葉草扉)」↑(Scaevola frutescens)は、葉の表裏面に繊毛がないことで「クサトベラ」と区別。

触らないと判らないくらいの繊毛とのことです。

写真は、沖縄県最北端、辺戸岬の「テリハクサトベラ」で、岬を覆い尽くすくらい生えていました。

この花、よく見かけませんか? 同じクサトベラ属の「ブルーファンフラワー」(Scaevola aemula)です。

青紫色や白、紅紫色などの花が扇状に広がります。花期:5月~10月

色々な花色の品種があるので「スカエヴォラ(スカエボラ)・アエムラ」或いは単に「スカエボラ」というほうがよいのかも。

トベラ(扉)」は、BOSOのフルハウスにもいっぱい生えています。



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