’050918 アロハガーデンたてやま(館山市)
潮風のあたる海岸に生育する「クサトベラ」(Scaevola taccada)
漢字では「草扉」や「草海桐花(中国名:草海桐から)」と書きます。
名前は、茎葉が「トベラ」(トベラ科ピットスポルム属)(Pittosporum tobira)に似ていて、トベラより葉が柔らかいことに由来。
花弁(5枚)が下半分しかないので、ハワイでは「ハーフフラワー(Half-flower)」と呼ばれます。
また、ナウパカの伝説で「ビーチ・ナウパカ(Beach naupaka)」とも呼ばれるそうです。
クサトベラ科クサトベラ(スカエボラ)属の常緑低木で、樹高1~4mほど。琉球、台湾、旧熱帯に分布
花期は3~10月で、下側に扇状に5深裂し、葉腋に花径2cmほどの花を5~9個つける。
花色は、最初は白色から黄色に変化します。
葉は枝先に集まって互生し、長さ10~16cmの倒卵形で肉質で柔らかく、光沢があります。
’081228 よく似た「テリハクサトベラ(照葉草扉)」↑(Scaevola frutescens)は、葉の表裏面に繊毛がないことで「クサトベラ」と区別。
触らないと判らないくらいの繊毛とのことです。
写真は、沖縄県最北端、辺戸岬の「テリハクサトベラ」で、岬を覆い尽くすくらい生えていました。
この花、よく見かけませんか? 同じクサトベラ属の「ブルーファンフラワー」(Scaevola aemula)です。
青紫色や白、紅紫色などの花が扇状に広がります。花期:5月~10月
色々な花色の品種があるので「スカエヴォラ(スカエボラ)・アエムラ」或いは単に「スカエボラ」というほうがよいのかも。
「トベラ(扉)」は、BOSOのフルハウスにもいっぱい生えています。
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