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春の花:耳形天南星

2023年04月01日 | 花さんぽ・花めぐり

テンナンショウ属の植物は北海道から沖縄まで全国に約 30 種以上が分布しています。

地上部は葉を1~2枚つけ、地下部には扁球形の地下茎があります。

春から夏に、サトイモ科の特徴である肉穂花序と仏炎苞 を持った「花」をつけます。

花後、粒状の果実をトウモロコシ状につけ、熟すと朱赤色になって目立ちます。

房総のフルハウスにも花序の付属体に特徴のある「ウラシマソウ(浦草)」がたくさん生えています。

'230319 つくば植物園

こちは同じ仲間で早咲きの「ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)」(Arisaema limbatum)

本州から四国に分布し、やや明るい林床などに生育し、草丈は40~80㎝。

仏炎苞の口辺部が大きく耳状に張り出すのが特徴。和名はこの口辺部の形状に由来します。

花期:4~5月、まだ葉が展開する前の偽茎の真ん中から、花茎を伸ばします。

仏炎苞は暗紫色で白い筋が目立ちます。肉穂花序の付属体は棒状。 

仏炎苞の位置は葉よりも高くなり、2枚の葉は仏炎苞から遅れて展開を始めます。

葉は、鳥足状複葉で小葉は7~13枚。



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