みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 瀬津の爺さんの思い出話

2020-06-22 05:30:00 | 日記


昨日は日曜日で梅やんと私は家におりました。昼に電話がかかってきて梅やんが電話に出ました。私に変わると、カジさんからでした。裏山の隣接地を所有するカジさんです。梅やんにカジさんを知っておるかと聞いてみると、「山持ちのカジさんか」と正確に記憶しているようです。平成14年当時の県道改良時の測量図は親たちの言う境界だろうが、先方の主張は少し北西寄りとの事です。


夕食のおかずにキャベツを刻んでいた梅やんは、マヨネーズと台所用洗剤を一杯入れて泡だったモノを食べようとしています。こんなモノ食えるかと言うと、「ワシは食べる」と梅やんは主張します。


結局、キャベツを捨てて大根スリに変えました。梅やんは「この大根はカライ辛い」と文句を言います。


食事中、梅やんは親を思い出したのか、「瀬津の爺さんは『梅よ、梅よ』というて家にようきてくれてリキさんと酒飲んでいたわ。ほんまに困った時には助けてくれた」と普通に話をしてくれました。アホな事をする梅やんと正常な話をする梅やんとが目の前に居ります。そう言えば、瀬津の中川の爺さんは小学生になる私のランドセルを買ってくれました。茶色の皮でした。その爺さんは94歳で亡くなったと思います。徳島市で最期まで長男が家で見ておりました。親を見るのは男の子のしごとなんでしょう。
今日も梅やんはデイサービスです。それでは今日はこの辺で。