英国、ＥＵ離脱

　日本時間の今朝８時に英国がＥＵから離脱しました。

　３年以上も離脱問題でスッタモンダしていた英国内ですが、この離脱にはどんな理由があったのでしょうか？

　「ＥＵ離脱で英国経済はズタボロになる」とかいう声ばかり聞こえてきましたが、ネットで改めて調べてみるとアホなじいちゃんでも、この離脱が何となく分るような気がしました。

　確かに、経済問題だけ考えると厳しい現実が見え隠れしていますが、それ以上に日本と同じ島国根性が根底にある英国では、積年の対欧州大陸への感情が根底にあるように思えます。

　ＥＵでは、各国人の自由な往来や関税の撤廃など見るべき所もあるのですが、ＥＵ諸国の中には貧困国も多数あり、英国やドイツなどの富裕国から貧困国へ多額の資金が流れる仕組みになっています。

　英国の人々が稼げば稼ぐほど、貧困国へ多額の資金が流れて行きます。

　これは、英国の国民感情としては解せないと思います。

　ＥＵ議会が勝手に決めて、英国国民が決めた支援じゃないですからね。

　次に、自由な人の往来によって、英国に貧困国から何十万人もの移民が流れ込み、英国の法律によって多数の移民の人たちに多額の税金が支払われています。

　これにより国家予算がひっ迫するという事態に陥っています。

　そして、ＥＵ議員による訳の分らん様々な法律ができていること…。

　大企業の手下になったロビイストたちがＥＵ議員に接触して、大企業に有利な法律が次々と成立しているようで、これにも我慢できなかったとか…。

　このように英国にとっては、ある意味はた迷惑な出来事が多すぎてＥＵ離脱への道筋が作られました。

　東アジア・東南アジア地域がＥＵと同じように十把一絡げになってしまったら、あの危ない北朝鮮のために多額の資金を援助したりしなければならなくなります。

　広域の経済圏を作り経済だけで互いに助け合うのは大賛成ですが、人の自由な行き来なんて認めたら、大量の中国人が日本にやってきて、アッという間に席巻されてしまうでしょう。

　なんせ１３億人もいるんですから、１億人の日本人が対抗する術はありません。