分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
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気ままに綴っています

生きづらさと生化学2

2016年08月15日 | 発達障害

実際、ビタミンB群不足・鉄の欠乏が神経過敏、光や音に敏感になると分子栄養学では言われています

それらの様々な不足栄養素を補うことで、夜中に小さな物音で目が覚めなくなった、大きな音に前ほど驚かなくなった、人の言動、視線を前ほど気にしなくなった、などの症状の改善がみられるケースが多くあるのです

糖代謝には沢山のビタミンB群を消費するため、糖質過多の人は意識的に摂らないといけないし、糖代謝異常を起こしている低血糖の人なんかは特に必須栄養素です

(さらにはただでさえストレスを感じやすい発達障害・HSPの人は、代謝異常(糖代謝異常)を起こしているのにも関わらず、そのストレスから砂糖中毒になりやすいっていう…悪循環が起きています

炭水化物を控えるだけで些細なことにあまり気にしなくなったと実感している人もいるくらいです

そんな人は糖質に偏った食生活で、身体の中のビタミンB群が糖代謝のみに多量に消費されてしまっていたのかもしれません

(ビタミンB群は脳に必要な神経伝達物質をつくるにとても重要な栄養素でもあります

炭水化物(糖質)を控えることで、ビタミンB群が他の各器官にも供給されるようになったと言えるかもしれません

炭水化物を摂らない、糖質制限の危険性について様々な言われ方をしていますが、これらのことを考えるとやはり炭水化物を抜く、控えた方が調子が良くなる人の割合が多いように思えます

何より、私たちの周りには炭水化物と呼ぶにはあまりに場違いな、人工物である"砂糖"づくしの嗜好品で溢れかえっています

ビタミン、ミネラルが豊富な玄米

それらの栄養素がそぎ落とされ、栄養素の割合が減ってしまった精製された白米

はたまた精製された白砂糖たっぷりに作られたあんドーナツ

これらをまとめて同じ《炭水化物》に部類してしまうのは如何なものか…

(炭水化物を控えるメリットは他にも様々あるようですが、それはまたの機会に書いてみたいと思います

つづく

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