分子栄養学講師の気ままなブログ

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葉酸・B12サプリメントの危険?!

2019年02月06日 | 身体・健康
前回 の続き

葉酸、B12不足が疑われるわたしが
これら栄養素をサプリメントで飲む際の留意点について
今日はまとめておきます


頭にいれておきたいのは葉酸やB12はDNAの核に直接働きかける栄養素のため、
個人の判断で安易に飲むのは体調悪化などのリスクが伴うこともあるということ



葉酸と言えば、将来妊娠したい と考えている全ての女性にとって大切な栄養素

そんなこともあり葉酸をてっとりばやくサプリメントで飲む人も多いと思います



が、葉酸サプリを飲んでも体内で使える形に変換が行われなければ
使えない葉酸が体内でどんどん溜まってしまう…

葉酸を体内で使える形に変えれるか否かは、、
遺伝子🧬をもとに作られる"酵素"によって異なる😱

つまり、酵素の形が悪ければ、ここの働きがスムーズにいかず。。
この酵素に不具合がある人は、いくら葉酸サプリを飲んだとしも、使えない葉酸が体内に溜まってしまいます


というわけで、はじめから活性型の葉酸サプリメント(使える形に変換された葉酸)を摂れば話が早い

となるのですが、、、
実はここでも少し問題が


はじめに、葉酸やB12はDNAの核に働きかけると言いましたが、
つまりこれってどういうことかと言うと、
遺伝子のスイッチをオンにしたりオフにしたりすることに関わっているということ🙌


分かりやすい例で言えば、
ビタミンAの過剰摂取は奇形児が生まれるという話は、葉酸が大事と叫ばれるのと同じくらい有名(?)で
女性であれば耳にしたことがある人は多いかと思います

(実際には奇形に関わるのはレチノイン酸らしいので、一括りにビタミンAを悪者扱いしてしまうのは、とんだとばっちりでしょう)


赤ちゃんがお腹の中で細胞分裂を繰り返して各臓器を作り、人間らしい形になる流れの中では遺伝子がオンになったりオフになったりしているわけですが、

細胞分裂を促す栄養素が仮に体内に溢れていたら??
どうなるでしょうか😨

過剰に細胞分裂が進み、、おかしな形で形成が成されてしまう。。←奇形に繋がる


奇形をたとえにしましたが、人間の🧑身体とは実に凄い

そういった遺伝子発現のオンオフが厳密にコントロールされているというわけです


たとえば、
食べた栄養素などを材料に代謝が進むなかで、遺伝子発現をオンにしたいときはオンにするし、する必要がない時にはオフにする
必要とあらば活性型で使える形に変換をしていくという流れです


つまりつまり。

本来は厳密に身体の中でコントロールされているところを、やみくもに活性されたタイプの栄養素がどんどん入ってきてしまうと、このコントロールが狂いかねないということです
(活性が上手くいかない人にとっては有難いですが、体内からしてみれば"わたし、それ活性化した覚えないけど?勝手にどーゆうことよ?"となります)


有機酸検査、遺伝子検査🧬を用いた、
それぞれにあったオーダーメイド医療の需要が高まりつつある現代ですが
葉酸サプリメントの話ひとつとってもその重要性というのがうかがい知れる気がします🤔

それだけ個人の身体というのは遺伝情報に基づく個人差があるのです


ちなみに、
日本人女性の多くは葉酸を活性型に変換するのが苦手…
MTHFR遺伝子多型をもつ女性が多いそうなので、葉酸ではなく活性型葉酸(葉酸塩)を摂るのは意義のあること
と、ひとつ言えるかと思います


葉酸、B12サプリメントの留意点。。
次回にまだまだ続きたいと思います💪
コメント
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