大麻が合法の国はまだまだ少ない中
医療用大麻としての利用を認めている国となると、
一気にその数は増えることに驚きます
東アジアでは韓国のみですが、
タイやフィリピン、イスラエルでは既に認められ
医療の現場において役立てられている様子
大麻草に含む多くの生理活性物質・カンナビノイドの作用を考えると、
一概に、またはイメージだけで
大麻を鼻から否定するのは良くないと…
大麻について調べるなかでわたしが感じたことです
大麻に厳しいアジアは別として、
嗜好としての大麻を認めていない国でも
医療用大麻の使用は私たちがよく知るメジャーな国(?)では大概で合法化されています
たとえば、
イタリア・フランス・ドイツ、スイス、フィンランド…etc…
オーストラリア、ブラジル、メキシコ、ペルー…etc…
癌患者、エイズ患者、てんかん、精神疾患、、、
様々な病気で苦しんでいる人に、
大麻草に含むカンナビノイドが効果があることは恐らく間違いないようです
それを思うと、
日本はとても遅れていると思えてきます
しかし、大麻が一概に解禁とならないのには
それなりの”理由があってのこと”
ということも感じます
大麻・マリファナはハーブ・植物であり、
100%天然だから安全という見解も一部にはあるかもしれませんが
大麻草の成分には、
CBDとTHCがあることは以前書きましたが、
(陶酔作用のないCBDは日本でも合法)
THCはより脳への作用が強く、陶酔作用がある
これは、THCの成分が、脳の神経系の細胞へと何らかの作用をもたらすからであって
その作用が時にメリットになることもあれば、
デメリットになることもあるわけで
場合によっては神経系回路の破綻に繋がることもあるのではないかということ…
脳に与えるメリット・デメリットについては
いくつかの研究結果が出ているとはいえ、
マリファナに関するエビデンスは現代においてまだまだ数が少な過ぎるそうです
脳への作用が強いTHCを特に多く含む製品の場合は、
人によっては常習によってデメリットに働いてしまうのでは??
つまり、、
これまた一概には大麻解禁ばかりを叫べない話になってきます
実際、大麻には個人差もかなりあるとか…
THCがどれくらい含まれ、CBDとの比はどれくらいなのか?
含有量はどれくらいなのか?
などなど、
摂り方や品質や大麻のタイプ(ブロードスペクトラムとかフルとか、アイソレートとか…)によっても
作用が異なってくると思います
アルコールにも言えることですが
自分の容量、用法を知って守るということが大事になりそうです
容量用法を守るという意味では
お医者さんの管理の下(対応できる医師が少ないのもまた問題?)
本当に苦しんでいる人には大麻の恩恵が得られるように
医療用大麻の解禁くらいは日本でも願いたいと思うこの頃です
百害あって一利なしの煙草は今すぐにでも吸えるのに…
たとえ医師の処方でも許さない今の現状
大麻に手が届く日はやってくるのだろうか…
個人的には医療用大麻の解禁を切望しますが、
その道のりもまだ遠く感じる中…
カンナビノイドには免疫、抗炎症、食欲、睡眠などなど
様々な作用が分かっているそうなのですが
ここ最近ではカンナビノイドの抗菌・ウィルス作用が注目され
コロナウィルス対策としての有効性が浮上し、一部で物議をかわしています
コロナのワクチンがまだ存在しないなか、
大麻に含むカンナビノイドがコロナウィルス予防に役立つということであれば
日本の医療用大麻の解禁もそう多くないかも??