浜寺公園でのこども観察会の組み立て その3
今、浜寺公園自然の会だけでなくさまざまなボランティア団体で問題になっていることがあります。それはメンバーの高齢化という問題です。なぜ、若い人が入ってこないか。
自前で人材を増やして活動を継続してゆく、特に若手を養成してゆくことは中核になる必要な柱ですが、それがうまくいかない。
基本的に年長者がいると、若い人は入りにくい、年長者に遠慮して積極的な発言や提案がしにくい。一方長く同じ仲間で苦労してくると、どうしても「閉じた組織」になってしまいがちです。自分たちのしてきたこと、自分たちの方法論、自分たちの事績のどこにも間違いはない。そう考え、新しい人の意見が受け入れがたくなる。若い人に任せるのがむつかしいと思ってしまう。
こうした問題を解決する基本は、「公共性を意識すること」じゃないかと思っています。自分の主張ではなく、客観的に「この活動は社会に必要」と認めてもらえるにはどうすればよいか?活動を考えるにあたってそれを基本にしたいと思っています。学校の環境学習利用などもそうした視点での活動です。
ドグマを脱し、多様な人が多様なままに活動できるスタイル、それを日々求めて、たとえばビジネスの世界での変革などにも興味をもっています。