昨日はレオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日
555回目だとか・・・
そんなわけで、『レオナルド・ダ・ヴィンチ ☆ 天才の実像』展では
記念のコンサートが、東京国立博物館内の新装成った表慶館のドームで開催されました。
表慶館を望む
開演が2時、開場が1時半でしたが、前売り券は全て完売でした。
当日売りもありません。
わん太夫は、11時頃に東博に到着。
本館正面
『受胎告知』の鑑賞者の列は既に正門の辺りまで連なっており、
待ち時間は40分前後とのことでした。
ご覧のような行列
そこで、同じ本館の2階の国宝展示室に直行し、
『鳥獣人物戯画』をゆっくりと約30分間堪能。
そのあと、表慶館前のベンチで、持参したランチをいただき、
お菓子を食べ、コーヒーを飲んで一休み。
やっと皆さん入り口まで到着しました
12時半頃から表慶間の正面で並ぶことしばし。
開場時間の1時半に入り口の扉が開き、徐に中へ・・・
最前列のほぼ中央に2席確保。1席はJuliaさんのため。
(結局は、かなりギリギリに来られたようなので、やむなく、
他の方にお譲りしましたが・・・)
そうこうするうち、池上先生が、わん太夫を見つけて下さり,
わざわざ挨拶にお越しいただきました。この時点でもう興奮状態が一気に加速。
演奏はアントネッロの3人にソプラノの野々下由香里さん
アントネッロの演奏は昨年についで2度目体験。
濱田芳通 :コルネット/リコーダー
石川かおり:ヴィオラ・ダ・ガンバ
西山まりえ:ルネッサンスハープ
左:ルネッサンスハープ、右:ビオラ・だ・ガンバ
演奏曲目は当初予定のの11曲から、1曲少ない10曲
でもアンコールが2曲あり、許しちゃいます(笑)
10曲の中には、ダ・ヴィンチ自身の作曲によるものもありました。
どの曲も、古楽器の柔らかな情感溢れる音色(おんしょく)が、
丸いドームの天上いっぱいまで優しく包み込み、
ドームの2階を見上げると、ゆったりとした光が差し込み
そこに、舞台監督としてのレオナルドがいるような錯覚にとらわれます。
ほら、ダ・ヴィンチがそこに!!
実際には本展企画の監修者でいらしゃる、
『池上英洋先生』がいらっしゃいましたが・・・
ビオラ・だ・ガンバを見つめる現代のダ・ヴィンチの足
野々下由香里さんはコスチュームや髪型、お顔立ちから、
『シモンネッタ・ベスプッチ』そっくりでした。
ルネッサンスの当時も斯く有りなん、というところでしょう・・・
濱田芳通のコルネットの演奏は、
異教徒と戦った「ローランの角笛」を彷彿とさせるものであり、
ドームの天井を突き抜け天にも届かんとするが如きものでした
演奏会終了後は、
池上先生、Juliaさんと東博内のティーラウンジでお茶をしてきました。
Juliaさんに熱心に説明をされる池上先生
その時に、チャンスとばかりに、先生にサインをいただきましたが、
なんと3冊も。はるばる図録(結構重い)を持参した甲斐がありました。
お茶をしながらのミニサイン会
お茶のあと、先生と別れ、Juliaさんと『受胎告知』の鑑賞会を。
わん太夫が来た過去2回に比べるとかなり混んでいましたが、
Juliaさん的には、空いているとのことでした。
確かにお昼前後の行列を思えば、待ち時間無しでは入れましたから。
やはり本物は違う。何度観ても、何度観ても見飽きない。
これがダ・ヴィンチか
その3冊のご本は以下の通りです。
1.『レオナルド・ダ・ヴィンチと受胎告知』
著: 岡田温司、池上英洋
平凡社ライブラリー、236頁、定価1,000円
2. 『ダ・ヴィンチ 天才の真実』 宝島社(別冊宝島1413号)
定価 1,050円
3. 本展図録
アントネッロ
http://www.ne.jp/asahi/anthonello/casa/
野々下由香里
http://www.geidai.ac.jp/staff/fm050j.html
濱田芳通
http://www.baroken.com/performers/hamada-y.html