わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

八月納涼歌舞伎第2部 「東海道中膝栗毛」

2019年09月03日 15時41分21秒 | 古典芸能

十返舎一九のおなじみの滑稽本。毎年夏の風物詩となり今年で4年目。 前作では弥次郎兵衛(幸四郎)と喜多八(猿之助)がともに冥途に行ってしまって幕でしたが、今回は幕開けであれは夢だったと言う事で再び娑婆に復活。 またいつものようにドタバタしながらお伊勢参りをしてやっとお伊勢様にたどり着く。

特に見ものは二人が滝つぼのようなところで頭っからずぶ濡れになる場面。あれは想定以上に水がかかっているんじゃないかと思われるくらい。まさのこれぞ「納涼」の極め付け。 弥二さん、喜多さん、ゆめゆめ風邪など召しませぬように。 また今迄のいろいろな出し物のパロディーのようなものもあり、歌舞伎通を楽しませてくれる。鈴ヶ森の白井権八とか。

この八月公演は3部になっていますが3部とも七之助が登場。 第1部では伽羅先代萩の乳母政岡、この第2部では女方5役、第3部の雪之丞変化では玉三郎と共演し、秋空星三郎を演じる。本当にお疲れさまです!!

連日大入り満員の札止め、大いに楽しませてくれました https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/625