京都・智積院の名宝展
サントリー美術館で開催されています。
本展の見どころは何と言っても長谷川等伯親子による障壁画。
秀吉が夭逝した長男鶴松の菩提を弔うために建立した祥雲寺から智積院が引き継いだもの。
この作品は、全体にしっとりとしており、秀吉が亡き息子を想う心情を反映してか穏やかなものになっています。秀吉はこの襖絵に囲まれた部屋でしみじみと悲しみに暮れたのでしょうね。楓図:長谷川等伯
桜図:長谷川久蔵
当時の秀吉は豪快な作風の狩野永
徳を好んでいたようですが、さすがに菩提を弔うには等伯を選んだのでしょうね。
参考までに 唐獅子図:狩野永徳
会期は2023年1月22日(日)
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2022_5/