伝統芸能3連日の週末
大忙しの週末でした ♪d(⌒o⌒)b♪
先ず、金曜日は歌舞伎座へ。
文楽の名作「義経千本桜」の千穐楽の午後の部。
木の実・小金吾討死、すし屋、川連法眼館の3幕。
肩を痛めた片岡仁左衛門がこの舞台を最後にしばらく療養に入る。
復帰の目途はないため、当分の見納めとなる。
いがみの権太の役だが、ちょい悪の中にも「いい奴」であるところを垣間見せる。
さすが、仁左衛門。
大詰めの段では、尾上菊五郎の狐忠信(佐藤忠信・源九郎狐)。
文楽では人形が華やかに躍動するが、歌舞伎では先代市川猿之助のように、
軽業師的な演技をするのかと興味が深かったが、恰幅のいい菊五郎ではそれは望みようもなく、
木に登ることでケリ。
午前の部は10日ほど前に観たが、こちらは「渡海屋・大物浦」の段の中村吉右衛門が見どころ。
渡海屋の主人銀平(実は平知盛)と平知盛との二役だが、
渡海屋銀平のときの所作や台詞回しは、どこかで聞いた物言いだと思ったら、
鬼平犯科帳の長谷川平蔵とよく似ていたので、思わず笑ってしまいました。