オルセー美術館展の紹介
特に興味を持ったのがマネが描いた『ベルト・モリゾ婦人』
彼女は、マネのモデルでしたが、これほどの美人を世の男性が放っておくはずもなく、
マネの弟と結婚したそうです。
この絵は完全な逆行の光の室内で描かれているのもかかわらず、顔が非常に明るく描かれている。
モデルの向かって左から当たっているライトは、レンブラント光とも微妙に違う。
さりとてフラッシュをたいたとも思えない。まさに絵画の世界におけるライティングだ。
ただ、印刷物で見るのと『肌の色』がぜんぜん違う。
やはり実物はこんなであったかと、感嘆させられる
肌の色といえば、ギュスターブ・モローの『ガラテア』の透き通るような肌の色。
彼女の前で佇むこと、しばし。
こんな色は絶対印刷では無理。ハイビジョンでも忠実に再現できるのかと思うほど・・・
今回の展示には出品されませんでしたが、マネのいくつかの絵を載せておきますので、ご鑑賞ください。
フォリー=ベルジェール劇場のバー バルコニー
オランピア 笛吹く少年
わん太夫の大好きなセザンヌの作品2点
サント・ヴィクトワール山 カード遊びをする男たち
オルセー美術館展のURL
http://www.tobikan.jp/