文楽入門の受講を終えて・・・
全5回の講座であったが、
第1回 義太夫の成立
第2回 戯曲としての浄瑠璃
第3回 義太夫節の曲節
第4回 実演 義太夫と三味線
第5回 小道具解説 観劇
第4回目の実演では、義太夫の太夫が講師をされ、
指導を得て、生徒全員で義太夫節をうなってしまいました。
『とと様の名は~♪・・・・・』、てな具合です。
第5回では、小道具さん(森永さん)がいろいろな小道具を見せて下さり、
一つ一つ実演して、説明をしていただきました。
いくつか書き記してみると・・・
・ 材質が軽い
・ 人形と比較して大きく作られている:小さいと扱いにくく、客席から見えにくい。
・ 片手で持てる物
・ 左遣いの左手で持てる物
・ 差し金がついいている
・ 出道具は人間の2/3の大きさ
・ 持ち道具は人形の大きさと同じ。手に持つものは大きい。白扇や煙管
・ 小役の人形の持つものは人形に比べて小さい
・ 瀬戸物茶碗は和紙、土瓶は発泡スチロール
まあこんな具合です。
今度文楽人形をご覧になる時は、その辺りにも注目してみては如何ですか。
国立劇場の事務所入り口
太夫と三味線の席
太夫の書見台
太夫と三味線による実地の講義
小道具いろいろ
小道いろいろ具
小道具の蜂
小道具いろいろ
小道具いろいろ 紐付きのサイコロ
小道具さん(森永さん)による実演
小道具さん(森永さん)による実演
仮名手本忠臣蔵の猪
番付を手に説明される講師の山田庄一先生