鎌倉能舞台の「能を知る会 横浜公演」
お招きをいただき家内とお邪魔しました。
家内は能は眠くなってしまうと言うことでついぞ一緒したことはなかったのですが、今回は貫太さんのお孫さんの初舞台と言うことで、我が家の孫を思い浮かべながら眠ることなくの鑑賞。
狂言は野村萬斎さんの「名取川」
能は中森貫太さんの「隅田川」
能では親子生き別れでも最後は巡り敢えてハッピーエンドになる曲が多いのですが、この「隅田川」だけは、母子は生きては会えなかったとても悲しい曲。
その子供役に貫太さんのお孫さんが初舞台として登場。
開演前の貫太さんの小方(こがた)解説では、お孫ちゃんがなかなか機嫌が難しく果たして舞台に登場できるかとのこと。
舞台も進み、子供が弔われた塚の中に小方が登場。
本来は涙無くしては見れない曲なのですが、一生懸命台詞を言い、演技をしている姿に客席一同ハラハラドキドキし、舞台と客席が一体となりました。
お孫ちゃんは自分の役目が全て終わったあと塚の中で、「もう終わったの?」とつぶやいているのが聞こえ、客席一同ほっと安堵のため息に包まれました。
初舞台お疲れ様でした、中森家の皆さんおめでとうございます🌸