わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

木星観望会

2007年07月29日 01時16分58秒 | アカデミー

今日は夕方から三鷹の国立天文台へ行きました

7時半から天体望遠鏡の観望会

ターゲットは木星とその衛星。

今日は夏休みに入って最初の観望会と言うこともあり、

小学生やちびっ子で大賑わい。

お父さんお母さんと一緒、300人近く来たのではないでしょうか

天体望遠鏡は口径50センチ、国内最大。

   
 木星

望遠鏡を覗くと、左から木星の衛星エウロパ、イオ、木星、

そして木星の右に衛星ガニュメデだったかな????

木星は縞模様がくっきりと見えた。

もう感動、感動。

 
 木星と衛星

木星の衛星の名前、どこかで耳にしたことがあるでしょう。

木星はギリシャ神話のゼウス(ジュピター)。

エウロパはゼウスが牛に化けて、

 
 エウロパの誘拐:パウロ・ベロネーゼ

イオはゼウスが黒い雲に化けて誘惑した女性

 
  イオ:コレッジオ

ガニュメデはゼウスが鷲に化けて誘拐した美少年。

 
 ガニュメデ:コレッジオ

ゼウスは天上に愛妾を連れていますね・・・

ガニュメデは「みずがめ座」としても描かれていますが、

ガニュメデか川のほとりで水を汲んでいる時に、

ゼウスに誘拐されたからでしょうね

双眼鏡も持参したので、白鳥座、こと座、おうし座を観察。

 
  白鳥座のアルビレオ

さそり座のアンタレスも赤い輝きを見せている。

観望後は、綺麗な女性研究者によるニュートリノの解説講義を聴く。

が、これは難しい。小柴先生がノーベル賞を受賞したのも頷ける。

次回は8月10日(金)、「こと座ε(多重星)」ですが、

野方WIZフライデーコンサートとかち合うので、残念ながら欠席だ。

国立天文台のURL

http://www.nao.ac.jp/

 

 

 

 


隅田川「納涼ビール祭り」

2007年07月27日 15時56分11秒 | 徒然道草

        

昨日は町内会主催による「納涼ビール祭り」がありました

隅田川の河川テラス(写真を参照してください)に桟敷が設けられ、

数百人規模による、2時間の飲み放題。会費は一人1500円

おにぎりとおつまみセット付き

おつまみもお弁当パックに盛りだくさん、食べ切れませ~ん

HONKYさんたちを誘い、かなり盛り上がりましたよ~ん

5時ごろまで降っていた雨も、小康状態となり

隅田川を上り下りする観光船を横目に見ながら、

ぐいっ、ぐいっ、ぐぐぐい

たらふく飲みました~

  

来賓には、衆参の国会議員の先生方や、中央区副区長、などなど

アトラクションも、フラダンス(ハワイアンとポリネシアンの2グループによる)、盆踊り、その他

いろいろ・・・

町内会の皆さんお疲れ様でした。

協賛していただいた日本IBMさんありがとうございました


国宝夕顔棚納涼図屏風

2007年07月24日 16時37分16秒 | 美術散歩

 

梅雨もそろそろ明けようかという今日この頃ですか、
 この季節になると思い出す絵があります。
久隅守景(くすみもりかげ)の国宝夕顔棚納涼図屏風です。
最近まで、この作品は暑い日の夕方家族三人水入らずでのんびりと寛いでいる、
そんな風情の絵かと思っていました。
両親がいて、子供がいて、何をするというでもなく、
ただぼんやりと暑さをしのいでいる幸せな家族・・・

ところが良く見ると、
右端の女性は左で寝転がっている男性のつれ合いにしては若すぎる。
そうするとこの絵はお父さんと二人の子供。
お母さんは何処に?と言う疑問・・・
想像するに、この家族のお母さんは既に亡くなり、 残された家族がお盆を迎え、
亡くなったお母さんを偲んでしんみりとしているのかなとも・・・
お盆が近づくこの時期、亡き母を想い出しながらこの絵に思いをはせるのです。

以下は、東京国立博物館の国宝夕顔棚納涼図屏風のURLです

http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?processId=00&ref=2&Q1=&Q2=&Q3=&Q4=11%5B34%5D_____4181_&Q5=&F1=&F2=&pageId=E15&colid=A11878


マザッチョ:聖母子

2007年07月20日 18時22分15秒 | 美術散歩

マイミクのJuliaさんのご質問にお答えして。

  
聖母子:マザッチョ           楽園追放:マザッチョ

ミクシイの表紙の聖母子ですが、マザッチョ(1401-1428)の作品です

古今東西数ある聖母子がのなかにあって、、

この作品ほど母の慈しみが感じられるの作品はないのではないかと思っています。

マリア様がイエス様のほっぺたを指で押してあやしています。

世の中どこにでもいる普通の親子のようで、温かみに溢れています。

 

ジョットはルネッサンスの扉を開き、従来からの絵画に「命:喜怒哀楽」を吹き込みました。

  
最後の晩餐:ジョット                   ユダの接吻:ジョット

そのジョットが亡くなったのが1337年。マザッチョが生まれたのが、1401年。この間、約一世紀。

この間、ヨーロッパは黒死病(ペスト)が蔓延しました。14世紀に流行し始めたペストは、イタリアに初めて到達したのが1347年で、続く4年間、ヨーロッパ中を襲いました。

黒死病は数多くの命を奪い、中世の社会は多大な変革を余儀なくされに至りました。

南ヨーロッパではジョットの死後、約一世紀の間、絵画芸術にとって空虚な時期となっていました。

しかしその後のイタリア・ルネッサンスは、フィレンツェの画家マザッチョによって、奇跡のように甦えりまた。

   
三位一体:マザッチョ      カルミネ聖堂ブランカッチ礼拝堂

マザッチオはジョットが描きこんだ感情に加え「奥行き、立体感」、すなわち「等身大の人間」そのものを表現しました。

これがまさに「ルネッサンス」でしょう。

でも残念なことに彼は僅か27歳で夭折しました。

   
洗礼を施す聖ペテロ:マザッチオ     共有財産の分配とアナニアの死:マザッチオ

そんなマザッチョは、最初に科学的に、遠近法を使用した画家でありました。

マザッチョ以後、ヨーロッパ絵画は、積極的に遠近法を用いて、写実性を追求していきました。

  
貢の銭:マザッチョ                        己の影を投じて病者を癒す聖ペテロ

彼の作品は遠近法による、空間表現を革命的に変えたことに加えて、人物の表現にも卓越したもの示したと言えるでしょう。

フィレンツェにあるブランカッチ礼拝堂に行って、是非この目で「マザッチョ」を見てみたいものですね。


あっと言う間の出来事・・・

2007年07月07日 00時33分20秒 | 車内の風景
帰りの電車電車で隣に座って新聞本を読んでいるお勤め帰りのビジネスマン

ニコニコわーい(嬉しい顔)うきうきしているので楽しい記事でも載っているのかと思っていたら・・・

読み終わった新聞を網棚に放り上げようとして、

思わず立ち上がった瞬間、ドサッ、と音がした

見ると彼の足元にコージーコーナーのケーキショートケーキの箱が転がっている

ボーナスドル袋をもらって、家族にケーキバースデーを買って帰る途中だったのかな~

それにしても、膝の上にケーキショートケーキの箱を載せていることを忘れて、

ついうっかり立ち上がってしまったようです走る人

その足元に転がったケーキの箱を取り上げる時の、

彼の切ない顔が忘れられません

年の頃なら32~3歳、家家にはかわいい子供ハート達(複数ハート)が待っているのだろうな・・・