わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

市川右團次襲名披露公演

2017年01月15日 17時57分58秒 | 古典芸能

壽新春大歌舞伎 市川右團次襲名披露公演・29年1月

先代市川猿之助(現 猿翁)のもとで鍛えられた市川右近が「右團次」を襲名した。

そしてその長男が「市川右近」を同時襲名した。

実は、中央区の歌舞伎講座で2度もゲスト出演されています。

しかも直近はつい先だっての11月に。

その時の話では、右團次襲名についての裏話の数々を披露していただきました。

で、その時右近さん(当時)から1月の襲名公演に足を運んでくださいとのご案内がありました。

お邪魔した夜の部は

一、源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)義賢最期

    木曽先生義賢 海老蔵

二、三代目市川右團次襲名披露 口上(こうじょう)

    右近改め右團次 幹部俳優出演

三、錣引(しころびき)摂州摩耶山の場

    順礼七兵衛実は悪七兵衛景清 右近改め右團次

    虚無僧次郎蔵実は三保谷四郎 梅玉

    
四、猿翁十種の内 黒塚(くろづか)

    老女岩手実は安達原の鬼女 猿之助

    山伏讃岐坊 中車

    阿闍梨祐慶 右近改め右團次

http://www.kabuki-bito.jp/news/3356


「小野田直武と秋田蘭画展」と「クラーナハ展」へ

2017年01月12日 15時26分10秒 | 旅行

久し振りの美術館梯子:29年1月9日

先の日曜日になりますが、雨が上がるのを待って出かけました。

先ずはサントリー美術館最終日の「小野田直武と秋田蘭画展」

小野田直武は日本画家でありながらオランダ風の西洋画を得意とした画家。

平賀源内と知己を受け、洋画の技法を身に付けたようです。

これだけではよく分らないと思いますが、杉田玄白らが著した「解体新書」の挿絵を描いた画家です。

オランダの原書「ターヘルアナトミア」の挿絵を写し取ったもの。

 ・・・

次に上野まで移動し、国立西洋美術館で開催中の「クラーナハ展」へ。



 

こちらはマルティン・ルターの宗教改革と同じ時・場所を生きた画家。

ルターとは親しく、ルターの「神のみ、聖書のみ」による作品が多い。

作品は細部に至るまでリアルに描かれているものの聖書の中の女性たちはどこか冷めている。

でもみんな目の覚めるような美人。

会期は15日(日)迄ですが、一見の価値あり。今年の一押し展覧会ですね。

http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2016cranach.html