サントリー美術館で「狩野元信展」、上野の西洋美術館で「アルチンボルト展」
狩野元信展はサントリー美術館の友の会向けの講演会&内覧会。
やはり解説を聴いてから作品を見ると、なんとなく分り易い。
元信は狩野派の始祖狩野正信の息子で、かの狩野永徳の祖父。
正信がどちらかと言うと漢画(水墨画)であるのに対し、元信はそれのみならず「やまと絵」に
も秀でていました。
彼は工房を構えて作品を制作していました。狩野派が師の模写を徹底的にするのはこれに由来す
るのかもしれません。
午後は上野に移動しアルチンボルト展。
彼の絵はいろんな素材をパーツにして肖像画を画く。
当然細かい処をつぶさに見ようと思い、双眼鏡を持参したのですが・・・・・
なんと上の階のコインロッカーに置き忘れてきた。
結局肉眼で見たのですが、その発想が面白い絵画でした。
動物や植物、はては静物までパーツとして使った楽しい肖像画。
当然モデルになった神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世もユーモアにあふれた人ではないかと。