昨年中は大変お世話になりました
本年もよろしくお願いいたします
話しとしては仇討ちを返り討ちにしたものの、
後日策によりおびき出され、結局は仇を取られてしまうと言うもの。
しかしこの劇は何と言っても片岡仁左衛門の演技が見世物。
勧進帳の富樫や菅原伝授手習鑑の菅丞相など凛とした役に定評があるが。
この芝居の主役藤田水右衛門は悪の中の悪、極悪非道。
この役を淡々とこなすからさらに凄味が増してくる。
そう言えば、女殺し油地獄でも極悪非道を演じているが、こちらはかっかと燃え盛るような殺しで、凄惨な場だった。
仁左衛門の魅力が存分に引き出されていました。
「顔トレーニングで、あなたも生き生き若返る!」
~楽しい!実演フェイスエクササイズ~
最近の自分の写真を見ると、笑っているつもりでも笑顔で写っていない。
以前内耳の手術をした時、後遺症として顔の筋肉に不自由を来すかもしれないと言われていました。ですので多少その影響もあるかもしれません。
そこでお試しかと、参加してみました。
☆ リラックス顔ストレッチ
☆ きりりとした口元
☆ 舌トレーニング
☆ 安心感を与える笑顔
☆ 表情豊かな目
☆ クールダウン
それぞれのプログラムで菅家さんの実演指導を受けましたが、
目を閉じる開けるの動作で、下瞼を使って目を閉じる。
これはどうにもうまくできませんでした。これは以前の手術の後遺症が一因だったのかもです。
会社の現状や将来への説明、決議事項の説明などがあり、
株主からの一般質問がありました。
...私も質問をしようと思いかなり前の方の席に座って挙手をしたのですが指名されませんでした。
質問者は、例によって高齢の男性女性が殆どで、結局何を質問したいのかよく伝わらず時間が徒過した気がしました。
私の質問はわずか1分で済むものですが。
現状での株主優待では映画館の予約はネットでは出来ず当日か前日に映画館窓口で直接引換えまたは予約をするもの。
劇場鑑賞の方の予約は制度化されているのに、どうも不便で前近代的だ。
総会終了後に無駄とは思ったが近くにいた松竹の社員にネット予約ができるよう改善を求めたが、果たしてどうなることやら。
ちなみに、半期で映画鑑賞ポイントは480ポイント付与を受けているが、毎期400ポイント近くはみすみす切り捨ての憂き目にあっている。
株主総会に出席すると、土産として映画観賞券を2枚配布を受ける。さらに株主総会出席票は当日限りの映画観賞券として使える。
久し振りの美術館梯子:29年1月9日
先の日曜日になりますが、雨が上がるのを待って出かけました。
先ずはサントリー美術館最終日の「小野田直武と秋田蘭画展」
小野田直武は日本画家でありながらオランダ風の西洋画を得意とした画家。
平賀源内と知己を受け、洋画の技法を身に付けたようです。
これだけではよく分らないと思いますが、杉田玄白らが著した「解体新書」の挿絵を描いた画家です。
オランダの原書「ターヘルアナトミア」の挿絵を写し取ったもの。
・・・
次に上野まで移動し、国立西洋美術館で開催中の「クラーナハ展」へ。
こちらはマルティン・ルターの宗教改革と同じ時・場所を生きた画家。
ルターとは親しく、ルターの「神のみ、聖書のみ」による作品が多い。
作品は細部に至るまでリアルに描かれているものの聖書の中の女性たちはどこか冷めている。
でもみんな目の覚めるような美人。
会期は15日(日)迄ですが、一見の価値あり。今年の一押し展覧会ですね。
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2016cranach.html
終戦後の生まれの私ではありますが、
物心ついた頃は未だ未だ戦後の傷跡が残っていました。
まだはっきり覚えているのは、どこかに出かけてもあっちこっちに傷痍軍人の人が路上にいたこと。
その一人一人を見ると絶対に戦争はしてはいけないんだと思いました。
学校に上がったころは、親のいない子もいてお祖父さんやお祖母さんに育てられている子もいました。
給食費を払えない子はざらでした。
でも、誰もが戦争の恐怖から解放された安心感を持っていました。
これからも我々は次の世代のために戦争をしないで「平和」をバトンタッチしなければなりません。
イアソン:ギュスターヴ・モロー
音声ガイドの目録 人生は戦いなり(黄金の騎士):クリムト
ダナエ:ティツィアーノ
アガメムノーンの黄金のマスク
デュオニッソスとミダス王:ニコラ・プッサン
古代における黄金文化と言えばスキタイ民族のそれを思い浮かべてしまうが、今回は古代ギリシャア神話の世界でした。
https://ja.wikipedia.org/…/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%82%BF%E3%8…
黄金に関する伝説は「王様の耳はロバの耳」で有名なミダス王。
https://ja.wikipedia.org/…/%E3%83%9F%E3%83%80%E3%83%BC%E3%8…
好色な大神ゼウスが見染めたダナエのもとを訪れるとき、
彼女が厳重な塔に閉じ込められていたので「黄金の雨」に変身して思いを遂げた。
https://ja.wikipedia.org/…/%E3%83%80%E3%83%8A%E3%82%A8%E3%8…
さらには、古代への情熱を実践したドイツのH.シュリーマンにより発掘された古代ミュケナイ文化の「アガメムノンの黄金のマスク」
https://ja.wikipedia.org/…/%E3%82%A2%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%8…
黄金にまつわる伝説は沢山ありますが、本展では英雄イアソンによる黄金の羊の毛皮を取りに行く話。イアソンは古代ギリシャの英雄たちとアルゴー号と言う船で黒海の沿岸のトラキア地方に遠征する。そしてその国の王女メディアの手助けを得てギリシャに黄金の羊の毛皮を持ち帰る。
https://ja.wikipedia.org/…/%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%8…
そんなギリシャ神話の伝説と黄金とのかかわりの本展。眩いばかりの夢のような展覧会でした。
西洋美術館お後にし冷えた体は上野韻松亭のお食事で回復させました ♪ d(⌒o⌒)b♪
http://www.tokyo-np.co.jp/gold/index.html
横浜能楽堂&夜景
・・・
霜月の末、お誘いを頂き横浜能楽堂で能を鑑賞する機会を得ました。
「鎌倉能舞台」の県民のための能を知る会。
演目
講演 春日大社式年遷宮:葛西聖司
狂言 末広がり:野村萬斎
能 大仏供養:中森貫太
http://www.nohbutai.com/perform/yokohama.htm
終演後の貫太さんのお話の中で興味を持ったことがあり記します。
江戸時代に能が大名の間で普及したのは、能は室町時代や江戸時代の標準語で謡われるので、諸国から江戸城に集まった諸大名の意思疎通のための共通語として、嗜みとして演じられたとのこと。
ですからどこの国の大名出あれ同じ言語で能を舞う。このことが大事だったようです。
公演終了後は、お忙しい中、貫太さん三佳さんと写真を撮らせていただきました。
終演後は秋の日は釣瓶落としの例え通り、すっぽりと夕闇に包まれていましたがその分すてきな夜景に出会えました。
夜景撮影で冷えた体を中華料理で中から温めてあげました 🍴
好天だったので久しぶりに実家の近くを散策。
東西線早稲田駅を下車し、関口大堰から神田川沿いに関口芭蕉庵へ歩むも休館日。
芭蕉庵の向かいの水神様の大銀杏はかなり色付いていた。
この銀杏の樹は鶴岡八幡宮のそれとも遜色のない大樹。
この水神様を横目に胸突き坂を一歩一歩登るが、さすがに若い頃のようにはすたこらさっさとは登れない。なるほど胸突き坂だと改めて悟った。
登り切ったところに永青文庫がある。大学の先輩である細川さんの旧邸である。
永青文庫では「春画展」が開催されていた。会場内は60歳代から80歳代の老人でごった返していた。
春画なので、じっくり説明など読まなくてもと思うのだが、老人たちは一字一句読んでいる。
往時を偲んでいるのか、来世の極楽浄土を夢見ているのか計り知れぬがとにかくのろい。
永青文庫の混雑を後にし、講談社の野間記念館に行くも休館。
向かいの東京カテドラルマリア大聖堂でしばし黙想。
ちょっとお腹も空きかけてきたので、目白坂を下り江戸川橋、石切橋、東五軒町へ。
リストランテ・バリッグトウキョウの前を過ぎ、鰻の老舗「石ばし」へ。
久し振りの鰻なので、しかも旬なので気張って特上を注文。待つこと30分。
来ました。蓋を開ける前のときめきに違わず、鰻の三重連。
食べる前から口中涎で一杯。一気にいただきました、ごちそうさまでした。満腹満腹 \(^o^)/
練馬区美術館開館30周年記念の舟越保彫刻展に行こうと出かけたら、
既に終了していて、頭書の美術展を観ることに。
シスレーは印象主義ど真ん中の画家。色彩は明るく開放的。
風景画が殆んどで、しかもパリ近郊のセーヌ川を題材にした作品が多い。
私の好きな画家の一人で、彼の作品をリビングに飾りたいと叶わぬ望みを抱いております(笑)
で、行ってみたところ、構成は3部に分かれ第1室はシスレーの作品群。
でもこれって、見たことのあるような作品ばかり。
そうです、ブリヂストン美術館、ポーラ美術館、大原美術館など国内の美術館からの貸出し。
もうちょっと海外から借りてきても良いのではと思ったのですが、やはり予算の都合があるのでしょう。
・・・
第2室はセーヌ川の河川改修についての説明。これはナポレオン3世によるパリ大改造の一環としてなされたもの。
それまでのセーヌ川は上流で雨が降ると氾濫するようでした。
それと関連と言うか江戸・東京の河川管理治水で、荒川放水路建設の経緯及び解説。
・・・
第3室はシスレーの地を訪ねた日本人画家の作品の展示。
中村彜(なかむらつね)をはじめとしてシスレーの画風を感じ取った明るい色彩の作品群。
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でもシスレーの作品数が20点と言うのは何か物足りなさを禁じえませんでした。
演目は「面売り」、「鎌倉三大記」、「伊勢音頭恋寝刃」
この7~8年のうちでは、いずれも始めてみる演目。
面売りは軽い出し物。特にストーリーと言う程の物ではなく、見て楽しいもの。
鎌倉三大記は大坂夏の陣の真田幸村を題材としたもの。
ここはやっぱり、吉田玉男の遣う安達藤三郎実は佐々木高綱が見どころ。
伊勢音頭恋寝刃は名刀とその折り紙(鑑定書)をめぐる物語で、
凄惨な殺人事件が巻き起こされる。これだけ多くの殺人が行われる狂言も珍しいが、
これもひとえに名刀の切れ味のなせる技。文楽人形ならではの趣向も満載。
台風による大雨の中でも超満員の入りでした。
今回だけは終演後は感想会もせず、直帰でした。
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2015/9139.html
島根県の津和野出身の画家。
そのタッチはほんのりとして、癒される作品を数々描いています。
本の挿絵でよく見ると思いますが、やはり原画で見るのが一番です。
彼は欧州にたびたび写生に行っていますが、
それは故郷の大先輩である文豪森鴎外の影響が大きいようです。
舞姫やその他の作品の感得を得た作品の数々、
この夏の暑さを忘れさせてくれました。
損保ジャパン日本興亜美術館
http://www.sjnk-museum.org/program/current/3101.html
テーマは、照明を工夫した狂言と能の試み
歌舞伎、文楽、狂言はコミュカレで講習を受けたので多少予備知識はありますが、
能は門外漢。でも今回のは意表を突かれた感じでした。
公演の初めに主宰の中森貫太さんから解説やお話がありました。
演目ですが仕舞二曲と狂言、能
狂言は「鳴神」
これは雷さまが空の雲から足を踏み外し地上に落っこちてその後の笑譚。
ここで青色証明が効果的に使われていました。
雷の稲光に合わせて青色照明が点滅。狂言と言う性格からもこれは行けてます。
能は「天鼓」
これはっちょっと悲しいお話し。
とても音色の好い鼓の持ち主の天鼓から鼓を取り上げ、更に彼を池に投げ入れてしまう。
しかし、主を失った鼓は好い音が出ない。天鼓を殺した天皇が彼の供養をすると池の中から天鼓が出てきて妙なる音色を奏で舞を舞う。
青色照明は池の水面を現すとともに、命を奪われた天鼓の悲しさまでもあらわしているように思えました。
今日は小学校のクラス会。
私は6年生で転校していて、その小学校は卒業していなかったので、卒業生名簿には載ってなかったようです。
でも一人だけとは転校後も年賀状の遣り取りや、大学時代にスキーに一緒に行ったりと音信だけは有りました。
ただその友達と会うのも45年振り。
ですが、写真入りの年賀状をもらっているので、彼だけは何とか顔が分かるかも。
待ち合わせの場所さえ間違えなければ何とか再会できそうです ♪ d(⌒o⌒)b♪