東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

珈琲と雑貨のお店

2009-07-16 22:16:11 | 野菜生活 vegetables
いつもは仕事が終わると寄り道しないでまっすぐ帰宅するのですが
今日は、息子が学校の宿泊学習で八ヶ岳へ出かけているので
以前からちょっと気になっていた近くのお店に寄ってみました

看板には「珈琲と雑貨の店」とあり
ガラス張りの店内には何やらいろいろなものが並んでいます
結婚した友達のお祝いに何か良いものがあればと思って
車を停めて入ってみました

店内にはお客は誰もいなくて
レジにわたしと同年代の女性が一人だけ
「こんにちは」と声をかけて周囲を見回します
中はわりと広くて
コーヒー豆の計り売りとお茶受けによさそうなお菓子類がたくさん
それからコーヒーカップをはじめとした多種多様なテーブルウェア
あ、花器やインテリア雑貨もある
これなら結婚祝い見つかるかも

風鈴、天然素材のカゴ、てぬぐい
うーん、夏らしい
可愛らしいキャラクターのベビー用品もたくさん
こういうのも出産祝いをするときに便利かも
あら、こちらはハワイ風の柄のものがズラリ
かと思ったらホテル仕様的な無地のタオル類
あれ?なんだか洋品店みたいに洋服もたくさん吊るしてある
レジの奥には階段があって「2階 骨董品あります」って…

なんというかうまく説明できませんが
よく言えばバリエーション豊か
悪く言えば節操のない感じで
本当に幅広くいろんなものがありました

それでなかなか選べずにうろうろと店内をさまよっていると
一人の年配の女性が入ってきました
どうやらお店の人らしくいきなり
「いらっしゃい。遠くから?東京のほう?」
と話しかけられました
たぶん車のナンバープレートを見たのだと思います
「川崎から引っ越してきました」
と答えると
「あらそう、野菜いる?」
「え?」
「いま採ってきたんだけど、大根とか」
「あ、ハイ」
「ちょっとまっててね」

なんだか話しの流れが良く見えませんが
すぐに戻ってきた彼女の手には
まだ土のついている大根と立派なキュウリ
それからレタス類となじみのない豆がたくさん
「モロッコ豆は食べ方わかる?塩湯でして…」
レシピつきでお野菜をたくさん、有難くいただきました

なんでもたくさん取れるけれど家族で食べきれないのだとか
だからといって初対面のわたしにくれるなんて
気さくというか気前がいいというか

結局、あれこれと世間話をして
アイスコーヒーの試飲(といってもちゃんとしたグラス1杯)と
チョコレートのお菓子もいただいて(試食?)
ギフト用のラッピングをしてもらった商品と野菜を
両手にかかえてお店を後にしました

そういえばこの間の休日にも
近所のおじさんがうちの庭先から部屋の中にいるわたしに向かって
「大根食べるけー?」と声をかけてくれて
畑から抜いてきたばかりの大きな大根をもらいましたし
会社でも突然同じ部署の女性から
「ニラ、いる?」と聞かれて
えっ?と戸惑っているうちに
他の人が「いる」といって
「給湯室の冷蔵庫に入ってるからもってって」
という話になっていました

この辺りでは野菜が余分に採れたら誰かにあげちゃう、というのは
きっと当たり前なんですね

わたしの野菜生活は
細々とした家庭菜園だけでなく
そうした地域の親切なみなさまのおかげで
ますます充実していくのでした

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