東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

射撃クラブ

2020-01-08 22:09:34 | ノルウェーの村で bygd
ノルウェー全土で射撃がどれくらい普通なのかよく分かりませんが
わたしの住む田舎町では射撃はとても身近で
狩猟の季節にシカやトナカイやライチョウを撃つのに使われるほか
スポーツとしては小学生くらいの子どもが気軽に始められる
趣味というか習い事のひとつでもあります

相方も子供の頃から地元のクラブの会員です
とはいえ大人になって肩を痛めてからは
もっぱらイベントの手伝い要員の幽霊会員なんですけれど
去年の暮れにクリスマス会をやるから顔を出しなよと誘われて
わたしも一緒に行きました

クリスマスの定番料理のミルク粥がふるまわれると聞いていたので
町での仕事帰りにおなかを空かせて到着



会場のカフェからガラス張りの屋内射撃場がよく見えます
ずいぶん綺麗な施設だなーと見入っていたら
おもむろにイベント開始のアナウンス

えっ?
ここで誰でも撃っていいの?
実弾で?

「ハイ、やりたい人は名前を言いにきてくださーい」

するとあっという間にゾロゾロと集まる子どもたち
え??
きみたち撃つの?
じゃあアタシにも出来るかも…

子どもが大多数の中でちょっと恥ずかしい気もしたのですが
「あのう、参加してもいいですか? 1度もやったことないんですけれど…」
とおそるおそる係の人に話しかけると

「じゃあ今がその時ね!」

とステキな返し

参加人数がけっこういるので3つのグループに分けることに
わたしは2番目のグループだったので
最初のグループの様子をまずは見学することができました



なるほど
うんと小さい子は大人と一緒に参加するわけね
大人が銃を構えて照準を合わせたところで
子どもが引き金を引いています

よく見ていると
空になった薬莢を取り出すレバー操作と
新しい弾を送り出すレバー操作も子どもがやっています
なんか手慣れてるなあ

知り合いの9歳の女の子は大人の手伝いなしで1人で撃っていて
ちゃんと的に当てていました
スゴイ

さて自分の番になり
弾をマガジンに込める方法から照準の仕方などを説明してもらい
まずは練習15発

「銃身がブレないよう引金をなるべく静かにゆっくり引く」
というのがコツらしいのですが
銃を支える台を使っていても
片目で小さな照準器の内側に的を捉えて静止するというのは
思った以上に難しい…



撃った場所とスコアは画面ですぐに確認ができます
写真は久しぶりに撃ったという相方のものですが
ブランクがあってもなかなかのもの

3分以内に5発というのを3回繰り返して
合計得点は139点(150点満点)
わたしは135点
まぎれもないビギナーズラック



ふう〜
けっこう腕や肩が疲れたけど楽しかった!



ミルク粥のほかにケーキ各種とコーヒーも美味しくいただいて
あとはもう帰るだけかと思っていたら
実はハイライトはここから

競技用のジャケットや装備を身につけた上級者が
次々と競技場に入っていくではないですか
きゃー!全国大会優勝経験もある選手も!
彼らが撃つところをこんな間近で見られるの?
なんという贅沢



エキシビションかと思いきや
いちおう得点を争って勝者には景品が用意されているとのこと
レベルの格段に違う超上級者の3名はハンディをつけて
立ち、片膝立ち、伏せの3種類のポジションで他の競技者と同じ数の弾を打ちます
(他の人は全弾を伏せの位置で撃ってよい)

さらに撃ち始めてから撃ち終わるまでの間に
全員がワッフルを1枚を食べきらなくてはいけないというクリスマスルール

1枚まるまるというのはわりと量があって(直径20cmくらい)
一口食べては残りを肩に置いたり
弾を込める間にまた一口かじったり
見ていても思いのほか面倒そうなのがわかります

「モグモグしていると静止できないんだよー」と
終わった後で1人の人が言っていました

ちなみに勝ったのは
ハンディを背負って難しいポジションで撃った
全国大会優勝経験者の女性選手
さすが!

景品はワッフルミックス(ホットケーキミックスのようなもの)一袋でした



射撃
はまりそう…

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