東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

クォーター

2022-03-12 01:15:50 | ノルウェーの町で tettsted
いつのまにかすっかり日が長くなりました


(午後6時半頃の夕暮れ空)

続く戦争で
普段はあまり見ないノルウェーのニュースをずっと追っています
時間さえあればアップデートをチェックしてしまい
夜中に目が覚めてもついiPhoneに手が伸びます


(新しいニュースが随時入ってくる国営放送のニュースサイト)

昨日、地元の新聞の表紙に見知った顔を見つけて
記事を読んだのですが
ずっとロシア人だと思っていた彼女が
実は4分の1はウクライナ人なのだと初めて知りました


(とても美しいウクライナの民族衣装)

ー ロシアとウクライナのどちらにも身内や友人がいて
  1日に何通も届くテキストメッセージを開くたびに
  悪い知らせではと心臓がドキドキする

ー 独裁者による20年以上にわたるプロパガンダがどれほど強力か
  あなどってはいけない

ー これはロシアとウクライナの戦争ではなく
  プーチンとウクライナの戦争

心がふたつに引き裂かれるつらい気持ちと
なんとか力になりたいという強い意志
読んでいて涙が出てきました

もうすぐこの町にも大勢の難民がやってきます
その時は彼女は通訳として
とても大事な役割を果たすことになるはず…

建築資材を扱っているわたしの職場にも
受け入れ施設の整備のための材料の注文が入ってきていて
工事業者さんがあわただしく出入りしていますし

スーパーのセルフ精算機には
会計時に気軽にポチッとするだけで
ささやかな寄付ができるようになっていたりと
みんな知恵を絞っています



同時に備えにも気を配っていて
万一の放射線被曝のためのヨウ素剤があちこちで売り切れ
スーパーの小麦粉の棚が空になっているのも初めて見ました


(翌週には補充がありましたが不安は拭えない…)

わたしは昭和生まれの生粋の日本人ですけれど
ノルウェーで暮らして6年以上が経ち
いろいろな国から来ている人たちと仲良くなるうちに
少し以前とは違うものの考え方や感じ方をするようになった気がします

少し?
いや、もしかしたら4分の1くらいかも…


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