前回の続きです
オスロ空港で定刻を少し回った頃に搭乗が開始されたので
ほっとしたのも束の間
全員着席してゲートがクローズされたあとで機内アナウンスが
「ヘルシンキは悪天候のためまだ離陸許可が出ていません
1時間半ほど待つことになりそうです」
ええー!
乗り継ぎ1時間50分しかないのに!
もしかしたらヘルシンキで1泊
いや下手をしたらそれ以上足止めになるかも…
両親に連絡するとしたら
ヘルシンキに着いてからだと夜中になっちゃうから
とりあえず息子にLINEして伝えてもらうか…
(両親はスマホを持たず家にPCもインターネット環境もなし)
もしも翌日の同じ便に振り替えになったら夕方の出発だから
いっそ半日ヘルシンキ観光でもしようかしら…
ああ、でも日本に合わせてスニーカーで来てしまったから
雪の中を歩くのは厳しいかも…
いっそブーツを買っちゃおうか…
でも待てよ
ヘルシンキから成田行きの便にも遅れが出てたりして?
間に合っちゃうかも?
などと
頭の中をいろいろな考えがひとしきりグルグルと渦巻いて
でもまあなるようにしかならないし、という心持ちに落ち着いたところで
旅の友の文庫本で時間をつぶすことに
この本は本当に心に染み渡る文章で満ちていて
ささいなことでイライラしたり落ち込んだりすることから解き放たれる
わたしの人生のバイブルなんですが
まさに今のような状況にはピッタリ
星野さんの静かな語りに癒されているうちに30分ほど経ち
ふたたび機内アナウンスが入りました
状況が改善しあと30分ほどで離陸できそうとのこと
おお!
1時間の遅れならなんとか乗り継ぎ間に合うかも!?
それにしても
ヘルシンキでは何か食べたりする時間はとてもなさそうなので
オスロでコーヒーとクロワッサンで軽くランチを済ませておいてよかった
(しばらくノルウェーの美味しいコーヒーもお預け)
結局
定刻から1時間15分遅れて出発
乗り継ぎに間に合うかどうか微妙なところでしたが
ヘルシンキまであと少しというところで
乗り継ぎ便についてのアナウンスが入りました
それによると成田行きは「ゲートへ急いでください」とのこと
「係員に申し出てください」の便もいくつもあり
これらは残念ながらもう間に合わなかったということだと思います
念のため通りかかった乗務員さんにも確認しましたが
「成田行きの機体は待っていますのでだいじょうぶ」と言われ
念のため機内誌の空港見取り図でゲートの場所を確認
ヘルシンキに着陸したのは成田行きの出発時刻の30分前で
預入荷物もちゃんと積み替えて同じ日に成田に着くのか少し心配になりつつも
とにかく急いでパスポートコントロールへ
(立ち止まらずに撮ったのでブレてます…)
通路の中央には急いでいる人用に道を空けるサイン
ありがたい!
わたしの近くを
同じように急ぎ足で同じ方向へ向かうノルウェー人の年配の夫婦がいて
なんとなく仲間がいるようで心強く
ゲートを通って機内へ足を踏み入れるときには
お互いに息をはずませながら目を見合わせて笑顔になりました
機内は予想していた以上に空いていて
わたしの隣の2席も空席でした
こんなこと初めて
やっぱりコロナウィルスの影響ですよね、これって…
予約した座席は通路側でしたが
乗務員さんに聞いたらいいというので窓側の席に座ることにしました
わたしたちを含めて遅れて搭乗した人たちが結構いたようでしたが
全ての搭乗が済んでもなかなか機体が動き始めません
するとなにやら外で大きな音が
雨粒でほとんど見えていませんが
クレーン車のようなもので何か液体を翼に吹き付けて
雪だか氷だかを溶かしているようです
しぶきとスモークで辺りの視界はすごく悪いし
でもきっと急いでやらないといけない作業だろうから
オペレーターにはきっとすごく技術が要求されるに違いない
最終的に飛行機は定刻より小1時間ほど遅れて離陸
チケットには所要時間9時間半と記載されていましたが
実際には8時間45分(早い!)でしたので
到着予定時刻を10分ほど過ぎた翌朝10時すぎに
無事成田に到着しました
久しぶりに窓側の座席に座ってみて
やっぱり飛行機の窓から外の景色を見るのはいいなーと思いました
夜には低い位置にカシオペア座がWの形に見えたり
(北側の窓側だったので)
ときおり眼下はるか彼方に小さな街の灯りも見えたり
(ロシア上空あたり)
日本が近づくと太陽が高くて
ああ、帰ってきたなーと思いました
ただいま!
オスロ空港で定刻を少し回った頃に搭乗が開始されたので
ほっとしたのも束の間
全員着席してゲートがクローズされたあとで機内アナウンスが
「ヘルシンキは悪天候のためまだ離陸許可が出ていません
1時間半ほど待つことになりそうです」
ええー!
乗り継ぎ1時間50分しかないのに!
もしかしたらヘルシンキで1泊
いや下手をしたらそれ以上足止めになるかも…
両親に連絡するとしたら
ヘルシンキに着いてからだと夜中になっちゃうから
とりあえず息子にLINEして伝えてもらうか…
(両親はスマホを持たず家にPCもインターネット環境もなし)
もしも翌日の同じ便に振り替えになったら夕方の出発だから
いっそ半日ヘルシンキ観光でもしようかしら…
ああ、でも日本に合わせてスニーカーで来てしまったから
雪の中を歩くのは厳しいかも…
いっそブーツを買っちゃおうか…
でも待てよ
ヘルシンキから成田行きの便にも遅れが出てたりして?
間に合っちゃうかも?
などと
頭の中をいろいろな考えがひとしきりグルグルと渦巻いて
でもまあなるようにしかならないし、という心持ちに落ち着いたところで
旅の友の文庫本で時間をつぶすことに
この本は本当に心に染み渡る文章で満ちていて
ささいなことでイライラしたり落ち込んだりすることから解き放たれる
わたしの人生のバイブルなんですが
まさに今のような状況にはピッタリ
星野さんの静かな語りに癒されているうちに30分ほど経ち
ふたたび機内アナウンスが入りました
状況が改善しあと30分ほどで離陸できそうとのこと
おお!
1時間の遅れならなんとか乗り継ぎ間に合うかも!?
それにしても
ヘルシンキでは何か食べたりする時間はとてもなさそうなので
オスロでコーヒーとクロワッサンで軽くランチを済ませておいてよかった
(しばらくノルウェーの美味しいコーヒーもお預け)
結局
定刻から1時間15分遅れて出発
乗り継ぎに間に合うかどうか微妙なところでしたが
ヘルシンキまであと少しというところで
乗り継ぎ便についてのアナウンスが入りました
それによると成田行きは「ゲートへ急いでください」とのこと
「係員に申し出てください」の便もいくつもあり
これらは残念ながらもう間に合わなかったということだと思います
念のため通りかかった乗務員さんにも確認しましたが
「成田行きの機体は待っていますのでだいじょうぶ」と言われ
念のため機内誌の空港見取り図でゲートの場所を確認
ヘルシンキに着陸したのは成田行きの出発時刻の30分前で
預入荷物もちゃんと積み替えて同じ日に成田に着くのか少し心配になりつつも
とにかく急いでパスポートコントロールへ
(立ち止まらずに撮ったのでブレてます…)
通路の中央には急いでいる人用に道を空けるサイン
ありがたい!
わたしの近くを
同じように急ぎ足で同じ方向へ向かうノルウェー人の年配の夫婦がいて
なんとなく仲間がいるようで心強く
ゲートを通って機内へ足を踏み入れるときには
お互いに息をはずませながら目を見合わせて笑顔になりました
機内は予想していた以上に空いていて
わたしの隣の2席も空席でした
こんなこと初めて
やっぱりコロナウィルスの影響ですよね、これって…
予約した座席は通路側でしたが
乗務員さんに聞いたらいいというので窓側の席に座ることにしました
わたしたちを含めて遅れて搭乗した人たちが結構いたようでしたが
全ての搭乗が済んでもなかなか機体が動き始めません
するとなにやら外で大きな音が
雨粒でほとんど見えていませんが
クレーン車のようなもので何か液体を翼に吹き付けて
雪だか氷だかを溶かしているようです
しぶきとスモークで辺りの視界はすごく悪いし
でもきっと急いでやらないといけない作業だろうから
オペレーターにはきっとすごく技術が要求されるに違いない
最終的に飛行機は定刻より小1時間ほど遅れて離陸
チケットには所要時間9時間半と記載されていましたが
実際には8時間45分(早い!)でしたので
到着予定時刻を10分ほど過ぎた翌朝10時すぎに
無事成田に到着しました
久しぶりに窓側の座席に座ってみて
やっぱり飛行機の窓から外の景色を見るのはいいなーと思いました
夜には低い位置にカシオペア座がWの形に見えたり
(北側の窓側だったので)
ときおり眼下はるか彼方に小さな街の灯りも見えたり
(ロシア上空あたり)
日本が近づくと太陽が高くて
ああ、帰ってきたなーと思いました
ただいま!