全国的に大荒れの天気で朝7時過ぎ、某受託先より停電メール着信、同じ高圧線に第1工場と少し離れて第2工場があり敷地も異なっているので配電線事故なら2ヶ所同時に停電メールが来るハズだが、第1工場のみ...ここだけPAS開放...事故なのか。直流絶縁診断装置を持ってイザ出勤。PASは開放しており無方向性SOG制御装置の表示は地絡事故。キュービクル機器は特に問題なし2000MΩ(1000Vメガー)、高圧ケーブル~PAS二次側は30MΩ(1000Vメガー)そのまま投入する訳にもいかず直流絶縁診断を5kV.10分間印加、印加電圧の変動、低下もなく終了。電力に試験結果の電話をして投入(隣市にある電力会社も停電しているらしく中々、電話通じず暫し待機状態)。SOG制御装置の誤作動の様だが原因の特定はならず推測域。ここで言えるのは第2工場のPASは方向性SOG制御装置付なので、悪天候の影響で、もらい事故なのか。

直流絶縁診断5kV.10分間印加グラフ。印加電圧は安定しているので問題無し。

直流絶縁診断の漏洩電流グラフだが、有に1μAオーバーしてグラフよりはみ出している。

直流絶縁診断での絶縁抵抗値は0.3GΩ(30MΩ)でtanδ値は計算上2となり、高圧ケーブルでは要注意レベルの様だ。

このケースでは、第1工場にも方向性SOG制御装置が付いてあれば開放しなかった可能性有り...漏洩電流は多く流れていた様だが(直流耐圧試験ではμA値が直読)μA値が判らず電圧が安定しているので現場サイドでは、投入可の判断となる。
Ω則での漏れ電流はエクセルで出ている0.166mA=166μAなので試験器出力1μA→10mV、グラフオーバー(166μA)も当然である。高圧ケーブル等の良し悪し判断は難しく、幾ら経験豊富の御大と言えど、これでOKと判断しても、直ぐパンクする可能性もある...よって雷被害同様、神のみぞ知るとアバウトに考えた方がベター人生色々、高圧ケーブル環境色々...島倉千代子、小泉元総理か!!。
補足:
今回は、電力財産のPCT.VCT?(MOF)にも対地電圧6600/√3=3810V、以上の直流電圧を緊急的に印加したが事前、事後には、その旨を連絡してPAS投入を行う事。
連絡もせず、こちらの都合だけで進めてはイケナイ、幾ら受託先より早くと突かれても。
勝手にやってMOFパンク、再度の波及事故では目も当てられないので的確な判断で行う。
受託先の停電など二の次、身の安全は最優先、リスク管理をしましょう。
以上、初心者、電気主任技術者向け、アテにもならない適当な考察、新幹線も強風でストップ...何時でも勤務態勢、休み無しのボランティア保安管理、土方電気ヤでした。

直流絶縁診断5kV.10分間印加グラフ。印加電圧は安定しているので問題無し。

直流絶縁診断の漏洩電流グラフだが、有に1μAオーバーしてグラフよりはみ出している。

直流絶縁診断での絶縁抵抗値は0.3GΩ(30MΩ)でtanδ値は計算上2となり、高圧ケーブルでは要注意レベルの様だ。

このケースでは、第1工場にも方向性SOG制御装置が付いてあれば開放しなかった可能性有り...漏洩電流は多く流れていた様だが(直流耐圧試験ではμA値が直読)μA値が判らず電圧が安定しているので現場サイドでは、投入可の判断となる。
Ω則での漏れ電流はエクセルで出ている0.166mA=166μAなので試験器出力1μA→10mV、グラフオーバー(166μA)も当然である。高圧ケーブル等の良し悪し判断は難しく、幾ら経験豊富の御大と言えど、これでOKと判断しても、直ぐパンクする可能性もある...よって雷被害同様、神のみぞ知るとアバウトに考えた方がベター人生色々、高圧ケーブル環境色々...島倉千代子、小泉元総理か!!。
補足:
今回は、電力財産のPCT.VCT?(MOF)にも対地電圧6600/√3=3810V、以上の直流電圧を緊急的に印加したが事前、事後には、その旨を連絡してPAS投入を行う事。
連絡もせず、こちらの都合だけで進めてはイケナイ、幾ら受託先より早くと突かれても。
勝手にやってMOFパンク、再度の波及事故では目も当てられないので的確な判断で行う。
受託先の停電など二の次、身の安全は最優先、リスク管理をしましょう。
以上、初心者、電気主任技術者向け、アテにもならない適当な考察、新幹線も強風でストップ...何時でも勤務態勢、休み無しのボランティア保安管理、土方電気ヤでした。