本日、午後より昇柱するとの事で朝1番でPASの直流での耐圧試験、及び方向性SOG制御装置試験を実施。受電は2月始めなのだが工事工程の都合で早めに上げて置きたい。その内、高圧ケーブル端末処理してキュービクルと一緒に耐圧試験を行う。電力財産MOFなど電源接続前に上げるので多分、受電数日前になるのか、ともあれコチラハ全く関与しない。他のエリアは知りませんが...。

PASは日本高圧電気(株)の方向性SOG制御装置付きのもの。△上電機製作所より軽くコンパクトだ。

DC10kV.10分間印加一括の漏れ電流は0.32μA程度の様だ。

直流耐圧試験漏れ電流0.32μA指示値をΩ則で31GΩにして(静電容量の透過は直流なので無しと仮定)エクセルに入力...当然Igr(対地抵抗分電流)分は0.32μAとなる。
ウソかマコトか判りませんけど...ただ計算上tanδ値は0で完璧な絶縁状態の様だ。

参考に最近、同じ様なPASのAC耐圧試験10,350V、10分間印加したときに漏れた交流電流値は4mAだったのでエクセルのベクトル合成電流を見ると3.90mAで4mA近傍で一致している様だ。
よって耐圧試験も要するに、10分間かかればOK...但しLA内蔵はDC20,700Vはダメ、パンクすると有るので10kVで済ます。AC耐圧試験はCの交流透過でmA値が大きい??。
それではZPC無しの無方向性SOG制御装置付のAC耐圧試験の漏れ電流は如何ほど??。
又、別のPASの写真帳を探してUPするか...。

交直流併用検電器にて印加電圧チェック。通常の交流検電器では×。

方向性SOG制御装置試験。

漏れ電流μAのグラフで最初のヒゲは検電した時に大きく大地へ電流が漏れるタメ。

DC10kV.10分間印加のフラットなグラフで全く変動無し...新品、メーカー試験OKで出荷、マァ当然の成り行き...気休め程度の受け入れ検査でした。昇柱なったら一切、余計なリスクのある事はしない、先の事故例の様な事になるクワバラ。

本、PASの取説にあった無方向性SOG制御装置PASでの、もらい事故発生回避推奨高圧ケーブル長さの一覧。これは方向性SOG制御装置なら関係なくなる話し。