eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

監視王Vの取付始まる

2011年12月06日 | eつれづれ
東日本大震災で納期が大幅に遅れたが今回、メーカーより周波数再編に伴う絶縁監視装置の新version分、10台が届く。保安管理ボランティアの必須アイテムだが、結構な額となった。並行して通信費も63,000円の請求で今年は税金対策など考える必要はアリマセン。3月にも残り10台、納品予定。交換したものは契約を月末までに打ち切り、後はゴミ処分となる。どのみち来年の3月をもって周波数変更となり使えなくなる代物。

早速、1台の交換を済ませ事務所へ戻りパソコンでネット経由にて通報先等のセットUPをする。

取付完了の写真を撮影して事業所へ後日、報告書にて提出。←
12,000円のご負担を要請している手前だが...ボランティアも持ち出しで大変だ。



健全な高圧回路の状態

2011年12月06日 | eつれづれ
健全な高圧回路の漏れ電流はIgr(対地抵抗分電流)、Ic(対地静電容量成分電流)も殆ど流れない状態。零相電圧検出器(ZPD)の漏れは0.0003μAとなりメガー5000MΩのIgr(対地抵抗分電流)は0.8μAとなる。AC耐圧試験等でVT焼損(30VA)させる循環電流は高圧ケーブルの静電容量が如何に大きいμF(印加電圧10,350V+ケーブル太さ+長さ)かが理解出来る。

もちろん1線他、地絡事故時は零相電圧検出器(ZPD)の静電容量を介して流れる。

PAS内蔵のZPD(C)はもっと少ない静電容量か不明...単位はpFだろうが。