分岐回線のキュービクル絶監装置より停電メール着信。
左は方向性地絡継電器(DGR)、右は過電流継電器。
ほどなく事業所より電話あり...現場確認に出向く。
分岐の真空遮断器遮断、過電流継電器T相トリップ表示。
500kVA変圧器の交流負荷開閉器(LBS)の溶断は無し、カバー焼けは4年前に相間短絡で爆発した痕跡。
負荷は400V.170kW電動機2台で過負荷で真空遮断器トリップ。
継電器の動作表示は瞬時動作では無いので4、500%の電流が変流器CTに流れたか。
一般的に限時動作は超反限時設定、時限1.5秒などグラフの通り関係なくなる。
原因は現場から聞いて単なる電動機ロックなので直ぐ投入して復帰する。
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交流負荷開閉器(LBS)パワーヒューズは常に大きな電流でストレスがかかっているので、来年の定期点検で全数取替予定する←5年に1回は交換指示。
本来なら今はエネセーバー設置なのだが...。
低圧側のメーター指示。
三相500kVA動力変圧器。
変圧器二次側はスター中性線より接地端子が出ているので、ついでに漏電ブレーカ感度によって検出漏洩電流が変化する計算...教科書例。
エクセル入力220V.30mA感度の漏電ブレーカで確認してみる。
今度は今回の現場キュービクル主幹400V.漏電ブレーカ感度500mAを入力して見る。
この場合で漏電した場合、0.4kΩ=400Ωの低下で漏電ブレーカがトリップする事が判る...漏電ブレーカ感度が鈍いので当然、接地抵抗が殆ど0Ω状態にならないと検知出来ない...もっともこの状態ともなれば絶縁破壊は瞬時に起きる...参考になったか!。