eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

モタモタして電流を流していたら、セラミックコンデンサが焼損。

2023年06月13日 | eつれづれ

モタモタ漏洩電流を流してIc(対地静電容量成分電流)の測定していたら過熱、臭い発生してパンクした。

内部切れた様だ。

0.002μF=2000pFのコンデンサ。

電界コンデンサならシューと内部爆発して端子等吹っ飛ぶ。

高圧進相コンデンサも過負荷、過電圧、高調波の継続は本体が膨らみ最悪、爆発するので要注意。

その前にリミットスイッチで膨らみ検知ONで交流負荷開閉器(LBS)開放する。


Igr(対地抵抗分電流)とIc(対地静電容量成分電流)、Io=合成電流の関係。

2023年06月13日 | eつれづれ

静電容量無しのIgr(対地抵抗分電流)だけの漏電を共立電気計器IorロガーKEM5050で見る。

クランプリーカーの読みと一致している。

Igr(対地抵抗分電流)の漏電を継続してIc(対地静電容量成分電流)を入れる為にフイルムコンデンサ1μFをいれた測定値とベクトル図。

 

 活線メガーの絶縁抵抗値は0.00MΩでエクセル計算では0.0028MΩ...もう1桁あれば表示出来るのだが、余りにも低い限界を超している。

現場計測では意味が無い事が判る。

 

 

 


手始めに漏電発生時に検知して遮断する漏電ブレーカ動作試験をやってみる。

2023年06月12日 | eつれづれ

安全ブレーカ型の2P1E.20A.30 mA感度の動作試験。

最小動作電流mA値は23mAで動作。75%程度で遮断する事になる。

動作時間は0.022秒なので、真空遮断器より当然早い22ms。

水回り等には更に感度電流15mAを使用するが、30.15mAは感電保護のために設置することが判る。

漏電警報器等は100~800mA設定なので、これは感電保護では無く漏電火災が対象となる。

因みに通常言われる1mA管理は低圧100Vで最低の絶縁を規定している0.1MΩ(100kΩ)となる。

何時までかかるものやら...長いノーガキのボランティア活動スタート。

 


測定、試験器及びデモ機の役者は揃った...テーマの構築が難題だ。

2023年06月11日 | eつれづれ

ノートパソコンに電力モニタ画面を出す。

負荷として100W電球をモニタしたもの。電力100Wにならないのは変圧器の戻りが別の所(大地へ漏電)へ

流れて、戻って来ない為...。

漏電ブレーカ、漏電警報器等は、この差電流を零相変流器(ZCT)で検出している。

200V電動機線の外部接触による被覆焼損、黒線断線、白線接触状態。知らずに素手で引っ張り、このヶ所で感電ビリッときたが、主漏電ブレーカ感度100mA.0.1秒の設定...これでは、まだまだトリップしない。

左が定周波定電圧電源装置CVFT1-200H。

パソコン通信はRS485回線で行い、USB変換器を経由している。

電力調整は位相制御のサイリスタを使用している。

これで全ての役者は揃った...後はノーガキの物書きだけ...。