阿波池田「禿頭」の酔っ払って候(元福寿司2代目)

ブログ開始9年目、75歳になった。家族、師、友にブログ通じ少しでも恩返しが出来れば幸いなり。

道元様

2014年02月05日 23時53分43秒 | 仏法
曹洞宗の開祖と仰がれる道元禅師さまが
中国に真の仏法を求めて渡られたのが
24歳の時。

その時、道元様は仏法を学ぶということは
坐禅をしたり、仏法の書を読むことが一番大切な
ことと考えられており、食事の用意をする係りは
新人か若い者がすることであり、偉いお坊さんが
することではないと思われていました。

道元様が当時の宋に上陸が出来ず、船に待機を
されていたおり、中国の老僧が乾燥椎茸を求めて
船に乗船、道元様とお話がはずんだのですが、
道元様の「食事の世話は他の人に任せて、仏法の
お話をお願いします」と言われたのですが、

その老僧は
「見どころのある若い日本の僧と思ったが、仏法の
なんたるか、修行の何たるかを知らない!」と
お目玉をいただくのですが、道元様はなんのことが
お気づきにならなかったのです。

つづく

コメント
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