まず、オリジナル。このままでも十分よさそうだけどね。
大事な中間層に、しっかり色が乗ってもらわないと困るので、
トーンカーブを若干下げます。
すると、こんな感じ。
紅葉の綺麗な色が出ましたが、ちょっと重くなりました。
ハイライト部分が暗くなったためです。
当たり前なのですが、HDR処理をしてハイライト部分を出します。
あまりやり過ぎると、あり得ない写真になってしまいます。
こんな感じになりました。
*周辺光量不足を補正します。
光源が昼近い感じです。
実際は朝でしたので、色温度を下げます。
ホワイトバランスで4,000ケルビンにしました。
朝の感じがでましたね。
デジタルカメラでは必須の作業、シャープネスの調整です。
*デジタルカメラは偽色やモアレなどの防止のため、
イメージセンサーの前にフィルターが入っています。
そのため、ほんの少しぼけるようになってしまいます。
それの補正です。
シャープネスの結果はブログ画像では判別できないので割愛します。
近頃のレタッチソフトは優秀なので、
「そこまでいくと、もう好みの問題じゃね?」
という感じになります。
ですから、これは「正しい補正の仕方」ではなく
「私はこんな感じでやってます」ということです。
何かの参考になれば幸いです。
「それって、創作じゃないの?」
と言う人もいますが、
「あれー、見たときはこんなんじゃなかったのにな」
というのを、見た感じに直す作業なのです。
けっして「うまく、見た人を感動させるように仕上げてやろう」
ということではありません。
*偽色やモアレよりシャープネス優先、という人のために
フィルターレスのカメラもあります。
シャープネスの調整がいらないかわりに、偽色・モアレ処理が
必要になります。
*周辺光量不足がなぜ起こるか。
下記のような理由によるものです。
通常の撮影では気にならない程度なのですが、
空など色が均一になってる時などに気になります。
ただ、周辺光量不足が発生しているから悪いレンズか、
と言うと、それは違います。
程度の差はありますが、どのレンズでも多少は発生します。