これから書くことは実話です。作り事は一切、ありません。
なぜ、こんなことを思い出したか。
それは「ブラ・タモリ」のバックナンバー「地下鉄をブラタモリ 後編」
を見ていたからです。
数年前、東京へ遊びに行くため、郡山市のJR郡山駅近くの
立体駐車場に車を駐めた。
喜多方市から電車で行くと、新幹線との連絡が
面倒くさいのだ。
それに車だと気が楽だしね。
休憩したり、コンビニに寄ったり・・・
いつも東京へ行くときには東京駅ではなく、上野駅で降りる。
田舎者の私には東京駅はハードルが高い。
上野駅は若いときからなじみがあるので安心だ。
いつものように上野駅の長いエスカレーターに乗り
中央改札を出ようとした。
田舎者がばれないように平静を装っていたが、前の人を
穴が空くほど見た。
自動改札なんて始めてだからね。
「なるほど、ああやるのか」
私は、前の人と同じように切符投入口に入れて
何事もないように通り抜けようとした。
そしたら、突然ゲートが閉まった。
そして、切符が手前に出てきた。
私の後ろの人たちが、ドドドっと、つんのめった。
「すみません。すみません。」
私はあせって、一番左の駅員がいるゲートに向かった。
「この切符、出てきちゃうんですけど」と駅員に言った。
「これでは、通れませんよ」と駅員が言った。
それは、駐車場の駐車券だった。
サイズが近かったから入っちゃったんだな。
えらい、恥をかいた。
おまけ
上野駅の浅草口からタクシーに乗ったんだが、
いきなり「今日は東京に出張ですか?」と聞かれた。
えーっ、俺ってそんなになまってるかなぁ。
自分ではかなり標準語に近い、と思っていたんだが(笑)・・・
やっぱり東京の人にはわかるんだな。
「私、なまってますかね?」と聞いたら、
「ええ、ちょっと」と笑っていた。