今日は喜多方市熊倉町にあるヴィーノ ビストロ トレンタチンクエです。
なんとも舌をかみそうな名前ですね。
いやあ、こんな店が喜多方市にあったんだね。
もう、営業して20年近くになるそうです。
場所がですねえ・・・面倒なのでナビに入力してください、と
言おうとしたのだが、ナビで訪問した私が迷ってしまったので、
ちょっと詳しい解説です。
-Google map- より
熊倉町の唯一(たしか)の信号機の交差点までは自力で行ってください。
そこで、ナビから赤線のように右折するように指示があったのだが、
なんと道がない・・・
「Google mapにも道はないけど?」
いえ、私のナビにも道はなかったのですが、曲がるようにナビしたのですよ。
道がなくともそこに店があるのだから行けるのだろう、とナビが判断したのか・・・
ともかくこれはムリ、ということでぐるっと回ったら、反対側の道路に
店の看板を発見。
しかもその看板の矢印はナビに出ていない砂利道を指している。
本当にここでいいのかよ。
不安半分で進んでいったら、すごい数の車の量。
ここだ、とわかった。すごい繁盛してる雰囲気。
最初にお断りしておきますが、ランチで平均2,000円を超えます。
それが高いか安いかは、各自で判断してください。
田舎の市の、これまた田舎の町で、トータル2,000円越えのランチを
出す、ということは、相当料理に自信があるはずです。
さて、どうなんでしょう。
ここのランチは単品の他、パスタ中心のAランチ、肉中心のBランチに分かれています。
私はパスタのAランチを注文。
Aランチは基本セット(前菜、パスタ、デザート、コーヒー)で1,500円です。
パスタを違う物にすることで、プラス料金が発生します。
ジェノベーゼ(+500円)にしました。
ここのマスターが料理に熱い男で、料理の説明に10分くらい使います。
なにせパスタのサンプルを持ってきて、そこから説明ですからね。
「おいおい、俺の席に来るのはいつ?」と思っていたら、
お隣の上品なご婦人と一緒に聞いてください、だと。
はいはい、それでけっこうです。
イタリア野菜の説明までされると、こりゃたまらんね。
たまらず、ご婦人、「おすすめは、なんですか」とのたまう。
お勧めのイタリア産白ナスのホワイトソーススパを選択。
アンチョビの魚の種類を言われたって、「ああ、そうですか」と
言うほかないだろう。
私は上記の通り、ジェノベーゼ。
前菜がきました。
すごい、種類が多い。もちろん、全種類、説明してくれたのだが、憶えきれない(笑)。
一番左がじゃがいもを揚げたやつ、となりが茹でたタマネギにホワイトソースがかかっている。
真ん中の米のサラダがうまい。下の黄色いのがガボチャ、その隣がビーツです。
前菜といえど、けっこう腹に貯まります。
ジェノベーゼがきました。
ペンネが日本製よりコシがあり、太いです。食べ応えあり。
素人目にも、いいオリーブオイルを使っているのがわかる。黄色じゃなくて、緑色。
ぜんぜんしつこくなくて、サラサラ。
王道のオリーブオイルにガーリック、という味付けなのだが、ブラックペッパーが効いている。
食べ終わったら、おまけのフランスパンをこのソースにつけると、またうまい。
うまいですねえ、と隣のご婦人と盛り上がっていたら、違う種類のパンを
サービスしていただきました。
昔はオリーブオイルを食べると腹を壊していたんですがねえ。
いつしか、なんともなくなりました。慣れとは恐ろしいものですねえ。
ドルチェのカボチャのプリンです。何か言うと、ど壺にハマるのでおとなしくいただきます。
エスプレッソです。専用のマシンで挽き立てをドリップしてくれます。
不味い訳がない。あっ、やっちまった。豆は東京の焙煎業者に煎り具合を指示しているそうです。
なんでも「イタリア人は気が短いので、さっといれて~・・・」とか言ってましたね。
豆の説明を受けましたが、よく憶えていません(笑)。
なお、お店のサイトはありませんので(フェイスブックは有り)、食べログあたりを参考にしてください。
ちなみに、ランチ営業は11:30~。定休日は月曜日です。
熟年夫婦の経営なのだが、業務連絡はイタリア語。
頻繁にミラノあたりに買い出しにいってるらしい。かなりのイタリア通ですね。
やはり、喜多方市で本格イタリアンレストランを20年営業してるって、ただ者ではなかったですね。
帰りに「チャオ」と言ってくれるのだが、ちょっと恥ずかしい。