あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

ガイドを見ただけではわからない、メルカリの説明

2018年09月03日 01時00分00秒 | 写真

  

今流行のメルカリ、一体どんなもの?

一言で言えば「個人売買」。

売る方が値段を決めて、買いたい人がポチる、ということ。

だんだん値段が上がる可能性のあるヤフオクとは、ここが違う。

売る方がまだ売れないうちに値段を上げる(上方修正する)可能性はあるが、

気に入らなければ買わなければいい。

ポチって(買って)からは、値段を変更できないので安心。

  

実際に始めるには、メルカリのWebサイトにアクセスするか、スマホの専用アプリを

ダウンロードしてインストールする。

「どっちも同じだろ」と私は思っていたのだが、微妙に違う。

と言うか、アプリじゃないとできないことが結構ある。

だから、アプリの使用をお勧めします。

登録料・年会費は無料です。

  

費用の話。

メルカリのサイトでは「出品・購入、手数料0円」と宣伝している。

たしかにその通り、嘘ではない。

だったら、メルカリは何で食ってんの?

「売れたら、売上金の10%の手数料」をもらいます、ということ。けっこう高いよ。

送料は、通常の配送の他に、ヤマト運輸とメルカリが提携している「らくらくメルカリ便」がある。

通常料金より安く、匿名配送できる。

購入者には、これを希望している人がけっこういる。

ヤマト運輸の営業所にはネコピット(だったかな)があり、バーコードをスキャンするだけで、

送り状を発行してくれる。

売上金から配送料を差し引くので、その場でヤマト運輸に支払わなくともよい。

  

売るときの話。

やっぱり売るときの一番の関心事はお金。

売れたらどういうふうにお金が入るのよ?

残念ながら、売れても直接購入者からは入金されない。安全のためだ。

購入者からお金をメルカリが預かり、ちゃんと品物が購入者に届いたら、メルカリ

から販売者に渡される仕組みだ。

「ふーん、なるほど」で終わればいいのだが、ここでメルカリ独特のクセがある。

まず、売れただけでは「売上金」と表示されるだけで、何も起こらない。

実際に現金にするには口座振り込み依頼をしなければならない。

しかもその月の締め切り日と振り込み日が事前に決められており、その日以外で

振り込みしてもらうときは、手数料200円を払って翌日振り込みにしてもらわなければならない。

しかも振込額が10,000円未満の時は振り込み手数料210円とられる。

なお、「お急ぎ振り込み依頼」できるのはスマホアプリからだけである。

  

ここまでをまとめてみよう。

3,000円の品物を送料込み(らくらくメルカリ便)で出品したとしよう。

それが売れたとする。

それを、お急ぎ振り込みで口座振り込みしてもらったとする。

売値        3,000円

メルカリ手数料     -300円

送料          -380円 宅急便コンパクトサイズのらくらくメルカリ便

振り込み手数料     -210円

お急ぎ振り込み   -200円

  

手取り(振り込みされる額) 1,910円となる。

けっこう搾取されていることがわかる。

  

実際のやりとりは。

  

品物が売れる。

「品物が売れました」

購入者がクレジットカード決済やキャリア決済の場合、

「購入者から入金が完了しました。商品を発送してください」

購入者がコンビニ決済などの場合、

「購入者からの入金を待っています」

入金が確認された時点で、キャリア決済の場合と同じ表示になる。

商品を発送する。

「商品を発送したので、通知する」をタップする。

購入者に「商品が発送されました」と表示される。

商品が到着。

購入者が「品物を受け取りました」をタップして評価する。

販売者が購入者を評価して取引終了。

販売者に売上金が入る。

売上金を口座振り込み依頼する。

現金が口座に振り込まれる。

  

けっこう面倒な作業である。しかも相手は人間だから気を遣う。

発送が遅かったり梱包が雑だったりすると、評価が下がってしまう場合があるのだ。

評価が下がると不利になるのはヤフオクと同じ。

買う方も、入金が遅れたりすると評価が下がる場合がある。

まあ、買う方よりも売る方がどうしても立場が下だから、よっぽど入金が遅れない限り

このようなことはないと思われるが。

  

買う場合のことは、これを逆の立場で見てもらえば、フローがわかると思う。

支払い方法で、コンビニ決済を選択した場合の端末の操作方法などは、

アマゾンなどの支払い方と同じである。