アコログ

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チュニジア旅行*2 バルドー美術館

2012-12-06 21:00:12 | 海外旅行!!
日本からチュニジアまで約23時間の移動の旅
一日掛りであったが、着いたのは昼過ぎだった。

11月初頭であったが、こちらは暑かった
29℃らしい

チュニジアは暑かったり寒かったりするので、
色んな気温に対応出来るように、
夏物の半袖から秋冬用のニットまで入れて
スーツケースの荷物がちょっと多かったです

さて、着いたその日に観光が始まります

本日はバルドー美術館ですよ~

バルドー美術館は、チュニジアのルーブル美術館
と言われる程、充実したコレクションがあります

中でも、世界規模を誇るローマ時代のモザイクコレクションが
とても素晴らしかったです



ちょいと欠けたりもしてるけれど、これらは、
大浴場や私邸など床面を装飾していたモザイクです

壁に飾られてて素晴らしいモザイクだけど、

踏みつける床にあったなんて…なんて贅沢なんじゃー



チュニジアのモザイクは、大理石や自然石、ガラスなど
自然の陶器の小片を組み合わせて作るので、
温かくて優しい感じがします

しかも染料でなく、天然の色なので色褪せず残ってるんですね


ドゥッガ遺跡から、出土した「オデュッセウスとセイレーン」
ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」の一場面

地中海航海の最大の難所、セイレーンの島。
セイレーン(人魚)の美しい歌声に惑わされて、
この岩礁を通過出来た船はないという、魔の海峡で、
オデュッセウスは、共の水夫たちの耳に蝋を詰めて塞ぎ、
歌声が聞こえないようにするが、好奇心の強いオデュッセウスは、
己が身体を帆柱に縛りつけ、その歌声を聞こうと試みる…
と言う場面が描かれている。

因みに現代ではセイレーンは人魚なんだけど、
この叙事詩が書かれたギリシャ時代は、
波間を飛び交う女鳥人だったそう。
なので、セイレーンの下半身は鳥足になってます




帆がはためいてて躍動感があり、オデッセウスさんの服のしわとか
彼のちょっと怖がってる表情などの陰影も、
細かく、モザイクで描かれています

物語の続きは。。。
オデッセウスさんはやはりセイレーンに魅了されちゃって
辛抱タマランっと海に飛び込もうとするんだけど、
水夫達に、危ういトコロを助けられ、難を逃れたのでしたw


バルドー美術館の秘宝のひとつ。
ケリビアの初期キリスト教の洗礼水盤



今回のツアーのチュニジアのガイドのアテフさんと
添乗員の梅津さんで~す



その昔、海の民 フェニキア人(現代のレバノンあたりに居住)が
交易拠点としてチュニジアの地に移住し、
紀元前814年頃にはカルタゴ(前814年 - 前146年)が建国され、
地中海貿易で繁栄するんですけど、
その彼らの文字である、フェニキア文字

これは現在世界中で使用している
アルファベットのご先祖さんなのですよ~



大理石にモザイクと素晴らしいのですが、
バルドー美術館は、その昔、オスマン帝国時代の
長官の宮殿だったので、オスマントルコ様式の装飾が
残っており、内装がとっても素敵なのです




天井の装飾がなんとも可愛い



トルコのタイルや、レリーフはとても繊細で美しいです



ちょっとした一角すら、素敵



バルドー美術館を後にして、バスは高速で南下して
153Kmくらい走り、ケロアンのホテルに到着です

HOTEL AMINA ★★★


不思議な味の甘いウエルカムドリンクです

レモン?(シトロンらしい..)
イマイチ美味しくなかった。。



お楽しみのチュニジア料理で~す
この地に来て、初のごはんだよんw

ホテルのビュッフェなのですが。。
期待し過ぎたのか、なんだかイマイチだったのでした



ミネストローネ?と思しきスープは、
ヘンテコな香辛料が投入されているのか、不思議味だったし
トマトの輪切りにかけた、ドレッシングかと思いきや
唐辛子の練ったもので(後から、チュニジア人の好物ハリッサと判明)
激烈に辛くここでこの唐辛子に要注意となってしまいました
辛いの、好物なのに、これは痛すぎて好きじゃなかった。。。

それから、野菜

トルコに行った時に、地中海は野菜が美味しくて
何を食べても美味しかったので、ここも地中海だし~
楽しみにしていたのに、キャベツの芯みたいなのしかなく、
それが、事の他苦くて、ガックシだったのでした。。。

唯一、ジャガイモが、なにやら安心するもので
カレー味のジャガイモとトマト炒め、カレー色の豆、
ピンクのご飯に乗ったオーロラソースがかかったゆでたまごと、
チキンの巻詰めなどは美味しく頂けました(笑)