ブログや日記を書くのは、
今に始まった事ではなく、
平安の世から続いている。
今もーれつに面白く読んでる本
『平安女子は、みんな必死で恋してた』
イザベラ・ディオニシオ著
イタリア人の女子が
イタリア人の感覚そして、
女子の感覚で書いた
日本の古典の解釈
今から1000年も前の時代
平安時代でも、今も変わらず
「誰かに発信したい」とか、
「鬱憤を吐き出したい!」とか
「愛する夫が来ない」とか
あーだ、こーだと日記を書いて
心を沈めるのは変わらない。
昔は一夫多妻だったから、
女は待つことしか出来ず、
それが当たり前の時代。
平安女子の気持ちの行き場が
団扇や御簾に隠れて
モヤモヤしてる。
そんな平安時代に生まれた
日記文学を紐解き、
分かりやすく超訳してて
イタリア人の感覚もあって
はっちゃけてて面白いです。
女はみんな名前は残らず
〇〇さんの母とか、
父親の役所(式部省)から取って
〇〇式部だったり、
みんな、本名は分からない。
唯一、自分の力で名前を
獲得したのは、紫式部。
これは「源氏物語」に登場する
「紫上」に因んでそう
呼ばれるようになったからで
親の名前でも男の名前でもない。
紫式部は、堂々たる自立した
キャリアウーマンだった!
…とか、今まで紫式部と言えば
光源氏の生みの親くらい
にしか知識が無かったけれど、
色んなことが書かれていて
すごく面白い。
また、難解な古典の原文と
イザベラさんの超訳と
並べられて書かれてあり
「へー、そんな意味なんだ」
とかなり勉強にもなる。
とても面白い本でした^^
もはや日本人か??
くらいの滑らかな日本語!(*o*)