アコログ

色んなコトを感じ思ったこと。 誰かに伝えたくなったこと。 日々の記憶。忘備録。

チュニジア旅行*3 古都ケロアン

2012-12-08 15:35:00 | 海外旅行!!
チュニジアに着いて2日目

世界遺産の古都ケロアンの観光から始まります

ケロアンは、北アフリカにおけるイスラムの発祥の地です。

610年頃、現在のサウジアラビアにあるメッカ(場所の名前)から、
1つの宗教が生まれました。
アラブ人、ムハンマドにより伝道された、イスラム教である。

布教という名目で、どんどん勢力を伸ばし、
アラビア半島、ペルシャ帝国を征服し、エジプト...
当時ビザンチン時代のチュニジアを手こずりつつも、
奪い領土を支配するに至ります。
そうして、ムハンマドとアラブ軍(信徒)は、
ケロアンに中心都市を作ったのでした。

預言者ムハンマドは、軍人であり征服者でもあるんですねぇ
争い征服し、他神教は処刑し改宗させる

血で血を洗う宗教でやはり好きじゃないと思っちゃう
やはりあたしは仏教徒だからかなぁ
仏教は、殺生はダメだと諭し争いを退けますもんね。



さてさて、そんなイスラム化したチュニジア。

まずは、アグラブ朝の貯水池へ

Aghlabid Pools


9世紀アグラブの時代、深刻な水不足だったので、
直径100m超の大貯水池など、当時の最高技術を駆使し、
大小合わせて14の貯水池が造られました

水はケロアンの西、36kmにある丘の上から運ばれてるそうで、
1969年に修復され、現在は4つを残し、
今もケロアン市民の水源となってます

塔の上から見るのですが、でかかったです



塔の中にある土産屋で、
売り子?のじいさんがアルガンオイルを勧め、
ガイドさんも買って大丈夫だとのコトで
買ってしまったのだが…
倍以上の値段だったことが後で
判明し、ちょっとガックシだったわ~

しかも、アルガンクリームに至っては、
買った後に、ホテルで開けたら指の跡が。。。
なんとテスターされたモノで、量も少なかった~
こやつも、だいたい9D(450円)だったのを
20D(1000円)で買ってしまったー



旅の始まりで、まだこちらのお金である、ディナールに
全く慣れてない2日目です

見るものが可愛くて、色々欲しくなっちゃうけれど、
ツアーなので、時間がない~~


ミントティーのグラスが可愛いかった



Sidi Sahab Mosque



カメラチケットって言って、写真を撮る人はお金を払わなきゃならないシステムです
まぁ、たったの1ディナール(50円)なんですけどね




サハブはアラビア語で友人の意味。
イスラム教の、創始者である預言者ムハンマド
彼の忠実な従者にして、専属の床屋のアブ・ザマ・エル・ベラウィ。
通称シディ・サハブが眠る霊廟として7世紀に建てられたそう。



マグレブで最も美しい霊廟の1つといわれ、
壁や床には、色鮮やかな、美しいアラベスク模様のタイルが

天井には、漆喰の繊細な透かし彫りが
なんとも素敵でしたよ~



あたしたちは、イスラム教徒じゃないんで、
ここから先は入れないのですが
この霊廟の入り口に居た、見張り番のおっちゃんが、
中の教典?コーラン?の写真を撮ってきてくれましたぁ

貴重な写真をありがとうです





Great Mosque



世界遺産のグランドモスクです





このケロアンのグランドモスクは名をシディ・ウクバ・モスクといい、
ウマイヤ朝時代の将軍ウクバによって670年に創建されたものです。

首都のケロアンはこのモスクにより、
メッカ・マディーナ・エルサレムに次ぐ「天国への第4の門」と称されたそう



霊廟の中は、幻想的な雰囲気..

イスラム教徒じゃないので、ここも入り口までです。



何やらゴザみたいなのが敷かれていて、
ここに膝をつき祈るんですね


このゴザじゃ寒いんじゃないの?絨毯じゃないの?と言う
素朴な質問に、ガイドのアテフさんは「あれは、ハルファって素材で
地面に熱を伝えにくいもの」だと言ってましたw




因みに、イスラム教の礼拝堂であるモスクには、
メッカのある方向の壁に、窪み(ミフラーブ)があって、
それに向かい、礼拝するのだそうです



木彫りの装飾が素敵です



中庭の中心付近にある、身を清めるためのもの?
雨水を貯めて、下の方は貯水できるようになってるみたい。


北アフリカ最古のミナレット
(礼拝の呼びかけをする塔)



Medina of Kairouan


ケロアンのメディナ(旧市街地)を散策しました~



猫ちゃんもいたよ~

トルコも猫ちゃんに、沢山お会いしましたが、
今回も色んなチュニジアの猫ちゃんに会いました



お祭りの露店のような、おもちゃやら、
日常雑貨やら売られてます



スパイスの量り売りが多かったよ

パプリカパウダーを500g買ったよ~



お土産は、ラクダもの多しです



お店の人は男の人で、カフェでたむろしてるのも、
大勢の男。。そして、男同士すごい仲がいい
肩とか組んじゃって、日がな一日のんび~り喋ってる感じ。

女はベールで隠して、目線も下向きな感じで
目的をもってスタスタ歩いてる感じがしたなぁ。



こちらは、トイレ( ´艸`

おじいちゃんにお金(1ディナール)を払い…
紙は無いし、便座の無いし汚いので
空気椅子のように、お尻がつかないようにして用を済ませます

ちょっと筋肉痛になりました。。





チュニジア旅行*2 バルドー美術館

2012-12-06 21:00:12 | 海外旅行!!
日本からチュニジアまで約23時間の移動の旅
一日掛りであったが、着いたのは昼過ぎだった。

11月初頭であったが、こちらは暑かった
29℃らしい

チュニジアは暑かったり寒かったりするので、
色んな気温に対応出来るように、
夏物の半袖から秋冬用のニットまで入れて
スーツケースの荷物がちょっと多かったです

さて、着いたその日に観光が始まります

本日はバルドー美術館ですよ~

バルドー美術館は、チュニジアのルーブル美術館
と言われる程、充実したコレクションがあります

中でも、世界規模を誇るローマ時代のモザイクコレクションが
とても素晴らしかったです



ちょいと欠けたりもしてるけれど、これらは、
大浴場や私邸など床面を装飾していたモザイクです

壁に飾られてて素晴らしいモザイクだけど、

踏みつける床にあったなんて…なんて贅沢なんじゃー



チュニジアのモザイクは、大理石や自然石、ガラスなど
自然の陶器の小片を組み合わせて作るので、
温かくて優しい感じがします

しかも染料でなく、天然の色なので色褪せず残ってるんですね


ドゥッガ遺跡から、出土した「オデュッセウスとセイレーン」
ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」の一場面

地中海航海の最大の難所、セイレーンの島。
セイレーン(人魚)の美しい歌声に惑わされて、
この岩礁を通過出来た船はないという、魔の海峡で、
オデュッセウスは、共の水夫たちの耳に蝋を詰めて塞ぎ、
歌声が聞こえないようにするが、好奇心の強いオデュッセウスは、
己が身体を帆柱に縛りつけ、その歌声を聞こうと試みる…
と言う場面が描かれている。

因みに現代ではセイレーンは人魚なんだけど、
この叙事詩が書かれたギリシャ時代は、
波間を飛び交う女鳥人だったそう。
なので、セイレーンの下半身は鳥足になってます




帆がはためいてて躍動感があり、オデッセウスさんの服のしわとか
彼のちょっと怖がってる表情などの陰影も、
細かく、モザイクで描かれています

物語の続きは。。。
オデッセウスさんはやはりセイレーンに魅了されちゃって
辛抱タマランっと海に飛び込もうとするんだけど、
水夫達に、危ういトコロを助けられ、難を逃れたのでしたw


バルドー美術館の秘宝のひとつ。
ケリビアの初期キリスト教の洗礼水盤



今回のツアーのチュニジアのガイドのアテフさんと
添乗員の梅津さんで~す



その昔、海の民 フェニキア人(現代のレバノンあたりに居住)が
交易拠点としてチュニジアの地に移住し、
紀元前814年頃にはカルタゴ(前814年 - 前146年)が建国され、
地中海貿易で繁栄するんですけど、
その彼らの文字である、フェニキア文字

これは現在世界中で使用している
アルファベットのご先祖さんなのですよ~



大理石にモザイクと素晴らしいのですが、
バルドー美術館は、その昔、オスマン帝国時代の
長官の宮殿だったので、オスマントルコ様式の装飾が
残っており、内装がとっても素敵なのです




天井の装飾がなんとも可愛い



トルコのタイルや、レリーフはとても繊細で美しいです



ちょっとした一角すら、素敵



バルドー美術館を後にして、バスは高速で南下して
153Kmくらい走り、ケロアンのホテルに到着です

HOTEL AMINA ★★★


不思議な味の甘いウエルカムドリンクです

レモン?(シトロンらしい..)
イマイチ美味しくなかった。。



お楽しみのチュニジア料理で~す
この地に来て、初のごはんだよんw

ホテルのビュッフェなのですが。。
期待し過ぎたのか、なんだかイマイチだったのでした



ミネストローネ?と思しきスープは、
ヘンテコな香辛料が投入されているのか、不思議味だったし
トマトの輪切りにかけた、ドレッシングかと思いきや
唐辛子の練ったもので(後から、チュニジア人の好物ハリッサと判明)
激烈に辛くここでこの唐辛子に要注意となってしまいました
辛いの、好物なのに、これは痛すぎて好きじゃなかった。。。

それから、野菜

トルコに行った時に、地中海は野菜が美味しくて
何を食べても美味しかったので、ここも地中海だし~
楽しみにしていたのに、キャベツの芯みたいなのしかなく、
それが、事の他苦くて、ガックシだったのでした。。。

唯一、ジャガイモが、なにやら安心するもので
カレー味のジャガイモとトマト炒め、カレー色の豆、
ピンクのご飯に乗ったオーロラソースがかかったゆでたまごと、
チキンの巻詰めなどは美味しく頂けました(笑)