今日は、ライン電話で、信仰3年目の方とお話をすることになっています。
そのための準備が、聖句暗記の課題だった使徒の働き6章29-34節から導かれました。
6:29 看守はあかりを取り、駆け込んで来て、パウロとシラスとの前に震えながらひれ伏した。
看守はそれまでピリピで語られていた福音を耳にしていたことだろう。地震が起こって、自害しなくてはならないかという恐れに心が震えた時、何もしないで、何も言わないで、その場でパウロとシラス、福音を伝えている者の前でひれ伏した。
個人伝道に導かれる者は、救われる前から、神、神のことば、神のことばを語る者の前に出る心の姿勢ができているものです。伝道しようと思っている人の心が福音を聞くのにふさわしく備えられることを祈りましょう。
16:30 そして、ふたりを外に連れ出して「先生がた。救われるためには、何をしなければなりませんか」と言った。
看守は個人的に自分のこととして「救われる」ことが必要であることを言葉で表現した。求めた。そして救いは何かを行なうことによって与えられるのかと思っていた。
地震やコロナなど、危機感を持ち心が揺すぶられる時に宣教の働きは前進するものです。それは今です。
16:31 ふたりは、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」と言った。
看守は救いは行ないによらず信仰によることを悟った。そして、自分が救われて家族はその後で救われたら良いとは思わなかった。
家族がともに救われることを祈りましょう。出遅れたと心配する必要はない。時は神が支配しています。すぐに熱心に家族の救いを祈り始めましょう。
16:32 そして、彼とその家の者全部に主のことばを語った。
「その家の者」の家はなく「彼の者」。看守は家族を拡大解釈して、家の使用人や親しくしている友人たちも、一緒に主のことぱが聞けるようにし、皆が信じて救われた。
あなたの家族、あなたに属している人は誰がいますか。離れているけど気になっている親族。家族同然に親しくしている友人。あなたが話をしたら影響を受けることが予想される知人たちに、福音が語られて救われることを祈りましょう。
16:33 看守は、その夜、時を移さず、ふたりを引き取り、その打ち傷を洗った。そして、そのあとですぐ、彼とその家の者全部がバプテスマを受けた。
「その夜、時を移さず」とはどの言葉にかかっているのか。翌朝には看守としての仕事が待っている。驚くほどのスピードで事は進んでいる。
あなたは、祈りを後回しにしていませんか。すぐに始めましょう。
16:34 それから、ふたりをその家に案内して、食事のもてなしをし、全家族そろって神を信じたことを心から喜んだ。
「案内した」とは「上に連れて行った」。打ち傷を洗って二階の部屋に移ったのだろう。場所的に神の備えがあった。「全家族」とは「すべて+家族」。この言葉から、使用人や何かあったら駆け付ける程親しかった友人たちもが、一つの家族になったことが理解できる。急な夜中の来客をこの「家族」は、一致して賜物を用いて喜んで仕えたことだろう。
あなたは福音を語る働きのために祈り奉仕をしています。素晴らしいことです。教会のために、信じたことを喜んで、信仰をもって賜物をもって、ますます喜んで仕えましょう。自分勝手な方法ではなく、教会は家族ですから、全体の働きに合わせて一致して前進していくことを心がけましょう。一致できる源は神のことばです。