10年前の、夫のこの世での最後の日、7月31日はとても不思議に何もかもが行き届いてピタッピタッと神様に導かれる一日でした。
夜ずっと讃美を続けた後、ふとまどろんで、二人して目が覚めた朝、少し苦しそうな様子だったので訪問看護師にメールをしたところ、すぐに来てくださった。
そうそれだけで夫は「安心だ」と言って笑顔を見せました。
午前中には、孫が聖書を朗読をし、次に娘も読んで、みんなで讃美をしました。
その間、苦しそうな表情は見せず、落ち着いていました。
前日の夕方にも替えを見に来てくださったケアーマネージャーさんが、この日は小学生の娘さんも連れて来てくれて、夫は笑顔でお別れをしました。
このケアマネの子どもさんは、なぜか夫が好きで、家で家族ごっこをする時、お父さん役は私の夫、お母さん役は私として、遊んでいるのだと教えてくれました。ふふふっ、どんな様子でしょう。
呼吸を苦しくなりドクターを読んだ所、病院へ出勤する車中だったのですが、一時間後には家に来てくださいました。
痛み止めの薬の中でも最強のものを点滴しましたから、(夫は残宅医療ではそれまで注射も点滴もしていませんでした)、そのまま意識を失ってしまうのではないかと思ったのでした。
つづく