会津天王寺通信

ジャンルにこだわらず、僧侶として日々感じたことを綴ってみます。

人間を人間たらしめるのが信仰です

2016-06-13 16:00:24 | 信仰

今年は寒暖の差がある年だと云われています。亡くなった方々を法要するのは、生かされている自分自身の祈りの心があるからです。ご先祖様は「信光」という光に囲まれて、仏様に守られています。そのご先祖様の一番の心配ごとは、この世に生きている私たちのことなのです。

お釈迦さま(世尊)は、私たちに善行を積みなさいと説いていられます。生きる上で自らの行いを反省し、他人を思いやり、山川草木皆「ほとけ」として手を合わせる。それによって不思議と心が休まり、安心立命の境地に達することができるのです。現代社会は人間関係が希薄にだと云われます。信仰を忘れ「心が乾いて」いるのです。ですからなおさら、合掌、祈りなのです。

福島は原発事故から5年4ヶ月が経過しました。原発事故は現在も進行中です。なおさらに祈りの心が大切なのです。

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