年の瀬も押し迫ってきましたが、今年は新年早々に能登地方が大地震に見舞われました。総選挙では自公が少数与党となり、国内の政治も混沌としています。世界に目を転じれば、中東ではイスラエルとハマスの戦いが激化し、ウクライナとロシアとの戦争も、未だに休戦にいたっておりません。アメリカの大統領にトランプが当選したことで、今後の世界がどうなるかも見通せなくなっています。一天台宗の僧侶として私は、この一年、世界が平和でありますようにと日々祈りを捧げてまいりました。
個人的にも、今年は色々なことがありました。伝教大師様の「一隅を照らす、此れ則ち国宝なり」(『山家学生式』)との言葉を旨としてきましたが、今後とも心折れることなく仏道に励みたいと思っております。皆様も良いお年をお迎えください。
なお、令和6年の年末の御祈祷は12月31日、令和7年の初祈祷は1月1日に執行いたしますので、多数の御参拝のほどよろしくお願い申し上げます。
合掌参拝