会津天王寺通信

ジャンルにこだわらず、僧侶として日々感じたことを綴ってみます。

3月11日に東日本大震災追悼とコロナ終息祈願法要 柴田聖寛

2021-01-30 09:35:22 | 信仰

寒冷の砌、宗徒並びに檀信徒に置かれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。また、常日頃より宗門に多大なるご指導とご協力を賜り、心より深く感謝申し上げます。
 さて、東日本大震災から10年を迎えようとしていますが、会津天王寺では3月11日午後2時46分から観音堂において、観音経、妙法蓮華経如来壽量品偈、般若心経の読誦による「東日本大震災物故者慰霊10周年追悼・復興祈願と新型コロナウイルス早期終息祈願法要」を挙行いたします。
 3分20秒も激しく大地が揺れ動いたあのときのことは、今も私は鮮明に覚えております。津波や火災などで亡くなった人ばかりでなく、関連死を含めると、2万2千人もの尊い命が失われました。福島第一原発事故によって、未だに故郷戻れない人たちもいます。また、新型コロナは世界中で猛威をふるっており、1月28日時点で、日本の感染者は38万427人、死亡者は5501人となっています。
 参列を希望される皆様は、私どもの方にご連絡のほどよろしくお願いいたします。携帯090-1498-4150(柴田)。また、今年は124年ぶりに節分が2月2日となりますが、例年同様に節分供養も実施いたします。

        合掌

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平和の象徴の牛は健やかに大地を踏みしめて前進する  柴田聖寛

2021-01-01 07:16:00 | 日記

  新年おめでとうございます。皆様にとって素晴らしい一年でありますようお祈り申しあげます。今年は牛の年に当たりますが、馬は神馬とも呼ばれ戦争の象徴であるのに対して、牛は聖牛ともいわれ、平和の象徴であります。お釈迦様のゴーダマという言葉は「特に優れた牛」という意味があります。牛のように平和な年であり、世界が健やかに大地を踏みしめて前進することを祈願してやみません。
 とくに、今年は「伝教大師1200年大遠忌」にあたることから、私なりに伝教大師様について書いてまとめたいと思っています。さらに、会津天王寺を創建された天台宗の僧観裕は、第58代光孝天皇の皇子とも伝えられ、30歳のときに行基作の11面観音像を背負って都を離れ、菩薩のお導きによって会津高田の地を選んだともいわれます。
 その故事にちなみ、会津天王寺55世である私の手で、僧観裕の遺徳を偲び、光孝天皇の歌碑を建立したいと思っています。
 昨年は新型コロナもあって、どこにも出かけられませんでしたが、牛のようにどっしりと、一歩一歩踏み固めていく所存ですので、何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

      合掌

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