皆さま、こんにちは。
昨日、近江毎夕新聞記者のかたが
取材にいらっしゃいました。

本日は、同じく地元紙の滋賀夕刊新聞記者のかたが、取材に
来て下さいました。
作家の一居さんは、本日も在廊されており、ナイスタイミング
今後は、週末のみの在廊予定となりますので、一居さんとお話したい方は
週末のお出かけをご案内申し上げます
さて、昨日同様、取材の様子を間近で拝見しておりましたので
今後観覧にいらっしゃるお客様が、一居さんの絵を観る参考になれば
という願いも込めて、対談の一部をご紹介いたします。
余談ですが、この記者さんは、10年ほど前から一居さんと面識が
おありのようで、和やかな対談となりました
記者:最近はほとんどタンポポの綿毛を題材にされていますね。
以前は、色々な草木を描かれていらして、配色も豊かだったと
記憶していますが、今回のように、色を限定していくきっかけは何かありましたか?
一居:まず、植物を描く中で、じーっと観察していると、じつに植物たちの
神秘性(人の知恵では計り知れない不思議)を感じ、まず、これらを忠実に
再現する(描き切る)ところから出発しました。それが第1段階で、次に
第2段階に入り、自然の神秘を描写するだけでなく、その中に自分を
表現したい!という想いに駆られ、一作・一作仕上げる度に、次はこうしよう!
次は・・・と試行錯誤しながら、色を絞っていくようになりました。
記者:それは、観る人を意識して!ですか?
一居:人の目を意識してではありません。私の描くものは、自然が対象ですが
ただ形を描いているという意識ではなく、その自然の中の目に見えないもの
あえて言うなら その場の気配を描きたい
という想いがあります。
記者:気配とは、もう少し具体的に説明すると?
一居:動物には動きや臭い・声といった動的な要素があります。
植物は、そこに存在しているのですが そのような主張が弱い。
まるで空気のように。しかし、じーっと観察していると、儚げにも
彼らがここにいて、確かに次の代へ命をつないでいく過程を感じるのです。
彼らが確かにここにいる「存在の気配」を表すための手段を
試行錯誤していくうち、色を無くしていった!という感じです(笑)
だいたいこのような内容だったと思います。
最期に写真を数枚 お撮りになり終了となりました

長浜での開催は、2007年以来という 「一居弘美展」
ぜひ、ご覧くださいますようご案内申し上げます

会期:平成25年1月6日(日) ~ 1月20日(日)
時間:午前10時 ~ 午後5時(最終日は午後4時)
場所:長浜商店街ゆう壱番街通りみのや茶舗前
TEL:0749-65-0393