アートインナガハマ★スタッフのブログ

毎年10月の第一土・日曜日に開催の「アートインナガハマ」のイベント情報をお知ら致します。

北海道から?

2013-03-24 18:39:17 | 庄漫展

皆さま、こんにちは。

3月31日まで休みなく開催中の『庄漫展』

本日お越しくださったお客様に、お住まいをお尋ねしたところ

なんと北海道の札幌市!というこでビックリ。。。

今回の展示会は、ホテルの新聞で知り、銅版画にも興味があり

来てくださったということです。

滋賀県の訪問は既に3回目だそうで、木ノ本の観音様巡りもお済みだとか 笑

『長浜』いいところですねぇ伊吹山、とても綺麗な形の山ですし、

長浜城から眺めたびわ湖も素敵でと、バリバリ観光地の札幌の方に

褒めていただくと、いつもより倍に嬉しく思いました

さて、作品を一つご紹介    タイトル:今朝の秋

銅版画の技法等は私よりお詳しいので、一緒に観覧しながら

おしゃべりに花が咲きました

本日はとても寒いと感じる私に、長浜は温かいですねぇ~と言われると

返す言葉もございません・・・

札幌のお客様、ご来場、ありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 


版画で水面を表現?!

2013-03-21 10:35:41 | 庄漫展

皆さま、こんにちは。

昨夜、台風並みの強風が吹き荒れておりましたが、今朝、

車庫を見ましたら、見事に自転車がひっくり返っておりました

まあ、これくらいの犠牲で助かった!と思っておきましょう(笑)

さて、本日は『庄漫展』の作品について、少し解説を交えて

ご紹介いたします。

庄漫さんの作品は銅版画ですが、私が版画と聞いて思い出すのは

小・中学校時代に美術で習った木版画やゴム版画です。

これらは凸版画といいます。

凸版画は、インクをローラー等で版の出っ張った部分だけに付着させて、

版に紙をバレンやプレスで押しつけて紙に写しとる方法で、凸版画の製版では、

版の出っ張った部分を作る作業を行います。

一方、庄漫さんが作る銅版画凹版画といい、版の凹部で図柄を構成する

版画技法です。

版全体にインクを乗せたのち、これを布などで拭き、凹部にのみ インクを残す。

あとは、この版と紙を重ねて圧力をかければ、凹部のインクが転写され完成

圧力のかけ方次第でも、微妙な色調が表現できるそうです。

では一つ、作品をご紹介

製版の工程は凸版と逆で、平面の版に溝を刻むことで図柄を作っていくが、

メゾチント技法では、まず版全体にひじょうに細かな点や線を無数に刻んで

ざらつかせ(これを目立てという)その後に この目を削って平面を作っていく。

インクが残るのは削られなかった部分。

(この目立ての作業だけで、大作だと数ヶ月を要するそうです。)

ところで、技法や工程はネット等で調べて理解しましたが、

間近に作品を拝見すると、その細やかな静物や風景の表情を

どのように あの道具たちを使って作り上げていくのか・・・

実際に道具等を見せていただいた私としては、神業としか言いようが

ありません

ご覧の「夏暮の微風」という作品の水面に広がる微風の揺れ

まさに、神業ですね

『庄漫展』

会期:平成25年3月17日(日)~3月31日(日)

時間:午前10時~午後5時(最終日は午後4時)

会場:ギャラリー楽座(長浜市商店街ゆう壱番街通り みのや茶舗まえ)

TEL:0749-5-0393

 

 

 

 

 

 

 


メゾチント★衰退後、日本で・・・

2013-03-19 10:40:35 | 庄漫展

皆さま、こんにちは。

昨日は 全国的に不安定な天気だったようで、皆さまの地域で

被害が出ていないことを願います

さて、ただいま開催中の『庄漫展』の作品のご案内を 引き続き

進めてまいります。

まず、今回の絵画の技法である『メゾチント』について、美術ド素人の私は

初めて耳にする言葉でしたが、昨日お越しいただいた元中学の美術教師の

お客様は、美術大学の授業科目の中にあり、経験が有るとのことでした。

『メゾチント』・・・1600年代にヨーロッパで まだ写真技術のない頃、肖像版画や

細密版画で用いられ人気があったが、1800年代に写真が発明され、

その普及とともに 一度は衰退の道をたどった技法!だそうです。

その後、今世紀に入り、日本の版画家 長谷川潔(1891-1980)さん、

浜口陽三(1909-2000)さん等の活躍により、再度メゾチント技法に光が

当てられるようになったそうで、今や、メゾチント技法を学ぶ目的で来日されている

外国人留学生も多いと伺いました。

庄漫さんも そんなお一人で、メゾチントに魅せられて、日本に学びに来られて

既に十数年経つそうです。生まれ故郷の上海で歯科医として勤務されて

いらっしゃった経験が、意外にも役立つのか、銅版を削る作業は向いている

とおっしゃいました(笑)

この作品のタイトルは 「光陰の道標」

この細かな描写が、銅版を削って版画として表される色調だと とても思えないほど、

細密で、見る者の目を惹き付けます。

今回は版画ということもあり、比較的お安い価格で販売しておりますので

既に4点 売却済となっております

今回20点 展示しておりますので、数回にわけご紹介してまいります。

引き続き、お楽しみに

『庄漫展』

会期:平成25年3月17日(日) ~ 3月31日(日)

時間:午前10時 ~ 午後5時(最終日は午後4時)

会場:ギャラリー楽座(長浜市商店街ゆう壱番街商店街通り みのや茶舗まえ)

TEL:0749-65-0393

 

 

 

 

 

 

 

 


これ!版画?素晴らしきメゾチント技法★

2013-03-18 11:04:02 | 庄漫展

皆さま、こんにちは。

いよいよ昨日より始まりました『庄漫展』

まずは、作品並びに、その原版を一つご紹介

この原版がこちら

皆さま、銅版画をご覧になったことはございますか?

この原版も、十分 美しく素晴らしい見応えの代物ですが、コレに圧力をかけて

刷り上がってきた版画は、黒と白のコントラストの間に、幾つもの深みのある

柔らかい質感の色を表現した絵画となっております。

説明の難しいメゾチントという技法で彫り上げる銅版画家の庄漫さん。

この方の経歴が、また非常にユニーク

生まれ故郷の上海で歯科医として勤務された経験もありアーティストとしては

異色です。

庄漫さんとても、チャーミングな女性です

本日在廊されていらっしゃいますので、作家さんにお話を伺いたい!というかたは

ぜひ、お越しくださいませ

庄漫展

会期:平成25年3月17日~31日(日)

時間:午前10時~午後5時(最終日午後4時)

会場:ギャラリー楽座(ゆう壱番街商店街通りみのや茶舗まえ)

 

 


一居孝明展!あと3日。次は・・・

2013-03-08 11:42:13 | 一居孝明・弘美展

 

皆さま、こんにちは。

今週に入り、一気に気温が上がって とても過ごしやすくなっております。

『一居孝明展』は いよいよ残り3日となりました。

今回の一連の長浜市中心市街地活性化推進事業のラストを飾る

『庄漫展』のDMも、先日お送りいたしました

庄 漫(しょう まん)さん。 上海生まれの女流作家さん。

本国では歯科医の資格を持つ異色の作家さんでもあります。

今回の5回連続の展示会により、長浜市中心市街地の活性化の一助と

なることを願って、当法人もPRに努めたいと思います

 

 

 

 


一居孝明展!ラッピング(*^_^*)

2013-03-04 11:40:03 | 一居孝明・弘美展

皆さま、こんにちは。

週末は、たくさんのお客様に一居孝明展の作品をご覧いただきました。

ありがとうございます。いよいよ残り一週間となりました。

長浜在住の一居さんの個展は、12年ぶりですので まだ作品を

ご覧になってないかたは、ぜひ この機会にご覧くださいますよう、

ご案内申し上げます

さて、本日は一居さんが長く作家活動をされている中で、色々と

視点を変えたり 工夫されていらっしゃるポイントを、ちょっぴりご紹介

まずは作品から

        「sewing machine」        「camera」

これらの作品は、わざわざミシンやカメラに透明なフィルムで

ラッピングを施してから 描かれた作品たちです。

そのモノ自体を描いたり、あるいは、黒い布をかぶせて描いてみて、

見る人たちに、中の物を想像してもらうようなことも試してみたり、

何か新しいことをしてみようと、常に考えて描いている中で生まれた

今回のラッピングを施して描いた作品たち。

ただの、ミシンやカメラに比べ、少しワクワク感が伝わりますでしょうか・・・

真新しいのかな、プレゼントされたのかな、あるいは思い出の品なのかな・・・

と、ちょっと想像を掻き立てられるのではないでしょうか

絵にド素人の私などは、そこにあるものを 見たままに描くことさえ

ままならないのに、そこにオリジナリティを見い出す発想力。

奥様の一居弘美さんのタンポポといい(1月の作品展にて)、今回の

一居孝明さんの作品といい、作家のこだわりを とても感じる作品たちです。

一居孝明展

会期:平成25年2月24日(日) ~ 3月10日(日)

時間:午前10時 ~ 午後5時(最終日は午後4時)

会場:ギャラリー楽座

    長浜市街地商店街 ゆう壱番街商店街通りみのや茶舗まえ

TEL:0749-65-0393

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


一居孝明展!すずめ(*^_^*)

2013-03-01 11:16:18 | 一居孝明・弘美展

皆さま、こんにちは。

今日から3月。2013年も、もう2ヶ月過ぎてしまったのですね。

昨日はとても温かな おでかけ日和でしたが、本日は一転

生憎の天候ですね。

本日は、高校の卒業式だそうで、娘は部活の先輩にプレゼントするという

色紙や色々なものを 大きな袋に入れて出かけました。

さて、ただ今開催中の『一居孝明展』の作品たちを、引き続きご紹介します。

まずは こちら

写真のような細かな表現で表した「室津」の風景画。ここにもスズメが一羽。

一居さんがスズメを 画面に入れるようになったのは、ここ数年前からだそうで

以前の作品には いなかったそうです。

写真と見紛うほどの細密な描写と、画面左側の 写生中に雨が降って滴が垂れたのか…と

思うような水滴の垂れたあとを、わざわざ描き込む意図は何ですか?と伺いましたら

「特に具象画は細密に描けば描くほど、写真と何が違うのか…という思いに駆られ、

写真にはない 絵画のオリジナル色を出そうと、常に考えている!この水滴の垂れも

その表現の一つです!」とおっしゃいました。

なるほどぉ~。。。

もう一つ。スズメ絡みの作品。ご覧の通り、タイトルも可愛らしく「c-h-u-n」

ここにも一居さんのこだわりが、いっぱい詰まっています。

作家は常に オリジナル性を出す事が要求されるのでしょうね。たくさんの芸術家の中で

自分の色を出すことの難しさ。常に新しいことを求めてチャレンジするその姿勢に

作家という仕事の厳しさと偉大さを垣間見た思いがいたしました。

一居孝明展

会期:平成25年2月24日(日) ~ 3月10日(日)

時間:午前10時 ~ 午後5時(最終日は午後4時)

場所:ギャラリー楽座(ゆう壱番街商店街通り みのや茶舗まえ)

TEL:0749-65-0393

作家の一居さんは 3月2日(土)、3月3日(日)午前、3月10日(日)在廊予定。