皆さま、こんにちは。
現在アートインナガハマ2017の出展申込み期間ですが、
本日は、とある方の展示会をご紹介します。
タイトル通り、明日から当ギャラリーでは「伊藤けんじ展」を
開催します。こちらは後日 作品を紹介しながらご案内したいと
思いますが、本日はタイトルの後半「髙崎敏和展」について
ご案内したいと思います。
髙崎敏和さん実はアートインナガハマと関りがありまして、
まずはそちらからご紹介しますね
ちょうど4年前、プロデューサーの発案により始まった
「あーたま展」というAINの中の企画展。
始まりは、地元の美術に関わる若者(具体的には高校生の美術部)に
自分たちの発表の場を作ってあげたいというコンセプトのもと
地元高校の美術部顧問の先生方にも協力いただき
「高校生あーたま展~アーティストの卵たちの展示会~」を
開催しました。
3回目となる昨年からは、長浜ジュニアアート教室で絵を描いてる
子供たちへと対象をシフトし、今年もアート教室の子供たちは
AINで自分たちの作品を展示・発表することを楽しみにしていると
伺っています。
話を戻して、当時 初の試みである「あーたま展」を生徒たちに
呼びかけ、指導・展示のご協力をいただいた先生のお一人が
髙崎敏和先生でした。なお、今回展示会を観に伺ったタイミングで
同じく「あーたま展」で大変お世話になった吉居寛子先生も
いらっしゃいましたお二人は、大学の先輩後輩の間柄だそうで!笑
さて、早速作品をご紹介
作品はいずれも女性をモデルにした彫塑作品。
彫塑の制作過程を写真を交えながら説明していただきました
まず粘土で形を作る
次にその上から石膏を塗り
石膏が固まったら真っ二つに割り、中から粘土をかき出す。
石膏型にFP樹脂を塗り、石膏を元通り合わせる。
樹脂が固まったら石膏型を割り出す
最終段階で色付けし完成となる
高崎先生は、高校の美術教師として教職の傍ら
ライフワークとして彫塑制作を続けてこられました。
日展にも何度も入選されており、草津市新庁舎前には
先生の『伸展』というブロンズ作品が建立されています
このたび教師をご退職されたのを機に、長年作ってこられた作品の
展示会を開催されました。
当ギャラリーでも、市のライフスタイルブランド化事業という形で
年間5回ほど、各ジャンルで著名な方々の展示会を開催しておりますが
有名無名にかかわらず、個人の成果を発表する機会というものは、
その方にとって、とても貴重で意味があると思います。
私は美術には疎いのですが、仕事の傍ら趣味で続けている楽器について
最近その発表の場をいただき、嬉しさや遣り甲斐など顕著に感じます。
そう!やっぱり発表の場があるって大事なのだと思います。
髙崎敏和先生、そして吉居寛子先生の益々のご活躍を期待しています
髙崎敏和 彫刻展
会場:長浜市立浅井図書館
会期:7月21日~7月30日(火・水曜 休館)
時間:10:00~18:00