アートインナガハマ★スタッフのブログ

毎年10月の第一土・日曜日に開催の「アートインナガハマ」のイベント情報をお知ら致します。

醍醐イサム展開催中。

2016-11-15 14:39:23 | 展示会

皆さま、こんにちは。

前回アートインナガハマ2016の反省会の様子をお伝えいたしました。

その折、来週より次の展示会が始まります!とサラッとご案内いたしました。

11/13(日)から その展示会が始まっております。

昨日、私が出勤した時には、当事務所はすっかり ギャラリーへと変身しておりました

昨日、一日ずっとこの絵画たちを眺めて過ごしたのですが、「う~ん」

言葉が出てこない・・・ご案内しようと、張り切って出勤してきたのに

私自身が この作品たちを前に、何を感じ取るのか?心に湧き上がってくるものは何か?

表現できず、昨日はご案内できずじまいでした

一足早く、案内DMにて一つの作品を拝見しておりましたが

21点全てが、モノトーンの世界とは・・・そして抽象的すぎて・・・

昨日お越しになったお客様の中に、具象画より抽象画が好きで、

この作品たちにも、何か心に惹かれるものがあるとおっしゃる方がいて

そのお客様と、作品を前に話し合いながら鑑賞しているうちに、

つい先日の研修内容が思い出されました。

私一人が、この作品たちの捉え方・見方がわからない・・と悩んでいるより

『他者と鑑賞することで、見方が変わる・あるいは色んな見方ができるようになる!

という研修の内容 そのものじゃないか』と

写真では、真っ黒に写っている作品たちですが、モノトーンの中に微妙な

色のニュアンスやタッチが描かれています。

作家さんの話では、絵具は 墨のほか日本画でよく使う顔彩やアクリルなど、

水に溶けるものは何でも使うそうです。しかし、今回はモノトーンの世界です(笑)

改めて、皆さまへご案内いたします。

醍醐イサム展 ~光楽闇楽~

会期:平成28年11月13日(日)~11月27日(日)

時間:午前10時~午後5時(最終日は午後3時まで)

会場:ギャラリー楽座 〒526-0059 長浜市元浜町14-23

お問合せ:0749-65-0393

主催:NPO法人ギャラリーシティ楽座

たくさんのお客様のご来場をお待ちしております

 

 


アートインナガハマ反省会!

2016-11-11 12:56:37 | AIN2016

皆さま、こんにちは。

早速ですがFacebookでは、いち早くお伝えしておりましたが、

AIN2016反省会&懇親会が、今週初め開催されました。

当ブログでも、重複しますがご報告しますね。

さて、30周年の今年は いつもの反省会と少し趣向を変えて

作家・スタッフアンケートより出てきた課題をスタッフ一同が共有するほかに

東京大学より講師を招いて、スタッフが研修する機会を設けました。

研修内容は「アートの心理学」

アートが人に及ぼす影響について、心理学の面から解説していただきました。

切り口がいくつかありましたが、私が興味を持ったのは下記の点です。

・アートの価値づけ

当ブログをご覧の皆さんは(作家さんもそうでない方もいらっしゃると思いますが)

アートに対してどのような価値づけをされていますか?

心理学の研究の中では、アートの価値づけに対して次のようにまとめています。

1)欧米 ―教養・尊敬の対象。あるいは生活の一部。

2)中国 ―資産運用の手段

3)日本 ―気晴らし。自分の鑑賞のため。

思い当るところ、ありませんか?笑

日本のアート教育は、義務教育までで、高校では美術は選択制となります。

また大学以降は、アートを専門とする人以外、美術館やカルチャースクールが

学習の場となり、触れる機会がなくなります。

こういった環境も一因となり、日本ではアートに対してあまり価値を見出していない

という結論です。

では、海外ではどうかというと、アートを教養と捉え、総合大学では

アートを専門にしない人でもアートの実技を学ぶことができる大学が多い。

(ハーバード、MIT、イエール大学など有名大学において。全大学の調査ではありません)

ところで、名門大学が映画鑑賞やダンス等「芸術分野」を必修科目にする理由ですが

じつは、芸術分野を理解する=(イコール)共感力、表現力を身に着けることができ

他分野とのコラボレーションも実現しやすい。など多大な成果を収めているとのことです。

いかがでしょう・・・アートが人に及ぼす影響は大きいと言えるのではないでしょうか。

もう一つ、興味深い資料がありました。

同じ絵画が2つ並べられていて、そこにアーティストと一般人の目の動きをその絵上に

反映したものです

絵には奥に人が一人、そしてなぜが手前の水面に人の顔らしきものが描かれています。

どちらが一般人かわかりますか?笑

白く細い線が人の顔に集中している方が一般人の目線。

一方、白く細い線は そこそこいろんな方向を見ていることがわかります。

一般人とアーティストの鑑賞眼の違いは、色々な要因がありますが、

作ることを体験すれば鑑賞眼が変わるということが、証明されているそうです。

上記で解説の通り、アートを理解することは、日常生活において

共感力や表現力を高め、更にコミュニケーション能力の向上へと導いてくれるツールである

とするならば、ぜひ鑑賞眼を養って、アートをより楽しもうではありませか

「作ることの体験」 これ、まさにアートインナガハマで3年前より始めた

AINカーニバルという企画の趣旨と同じ

ということで、私には大変有意義な研修でしたが、スタッフの皆さんは

どのように受け取られたでしょうか?

研修のあとは、スタッフ懇親会へ

アートインナガハマ2016は、この反省会をもってしばらく冬眠します!笑

来週からは、NPO法人のもう一つの事業「ギャラリー展示会」を開催しますので、

次回のお知らせを楽しみにしていてください