セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

春の嵐

2013-04-03 | セカンドライフ
花散らしの雨、なんて趣きのある情景では無く、台風の様な大風に桜の花びらはべったり木にはり付けられている。さんざん皆に春を楽しませて呉れたのに、考えられない。可哀そうに。

強風は20mを超えている様だけど、街に出て行くと、ビル風が酷いので30mの体感になる。勿論傘ごと飛ばされてしまう事は、家の中にいても容易に想像できる。
畑にも、ピンクの畑かと思う程花びらがベターっと動かず張り付いているし。

プールも随分行っていないので、水中で歩くだけでも、と思って準備だけはのんびりして居た。こんな強風では傘どころか、金属や木片、何が降って来るか分らない。そうよね、身体を張って迄、出かける程の用事でも無いし、本当は迷っている。

見透かされた様に電話が鳴った。「もしもし**です。分かる?」知り合いに似ている声だったので「分かるけど?」「バスの中に携帯の入ったバックを忘れちゃってさ~」ふむふむ退屈しのぎにはなりそうな、電話だわ。
余り気持ちの良い物じゃないけど「で、どうしたの?」殊更明るく呆けていないぞ的な声で言った。少し間が空いて「じゃ後でもう一度電話するから」と切られた。
30分後「さっきの俺だけど携帯、バスに忘れちゃってさ~」???さっきの俺?変な日本語。なんだか、気持ちが悪い。30歳位の男の声。
私がハキハキ対応するので、本心を言い出せないでいる様子。こういった電話の出方も明らかにお年寄りと言う風に感じられたら「お金に困っている」と言うに違いない。
今は数人で、組になって詐欺をするらしいから十分気を付けないといけない。
又電話すると言っているので、違う人から来るのかも。今流行りらしいから気を付けよう。
留守電に切り替えて置こう。って奪われる程の現金が無いと言えば無いのが幸い?なけなしの現金を取られないとも限らない。金が無いなら命をくれと言われても。何でも用心用心。